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番外編「その星の名は」 [貧者のディズニーランド再び]

鳥取県 境港の「水木しげるロード」にある「妖怪ショップ・ゲゲゲ」

店内には、訪れた有名人の方々のサイン色紙が飾られています。

ドラマ「ゲゲゲの女房」で水木ご夫妻を演じた向井さん・松下さんをはじめ

テレビでお馴染みの顔ぶれが並びますが、その中でもやっぱり目をひくのは

福山雅治さん。

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しかも店のご主人のお話によると、たんなる一見さんではなく、7回もここを

訪れてふらっとお土産を買って帰られたり、前回のエピローグの写真にあった

店内の工房でご主人と語り合ったこともあるリピーターとのこと。


ファンの方ならご存知だと思いますが福山さん、鳥取を第2の故郷と呼びたい、と

公言するほどお忍びで何度も鳥取県内に来られてるようです。

水木先生と同じく鳥取が生んだ偉人、写真家の植田正治さんとの親交がきっかけ

だったみたいですが、植田さんが亡くなったあとも鳥取県内のいろんな場所に

出没されてるとのこと。


鳥取市に「佐治アストロパーク」という天文台があって、そこで星の観測会かなんかが

あった時に福山さん、一般のお客さんに紛れて参加されてたそうです。

しかしながら、あのルックスなので暗闇でもかなり存在感が際立っていたらしく(笑)、

職員さんの記憶にいつまでも焼きついていたそうで、後日、福山さんがご自分の

ラジオ番組でこの観測会の時の話をされてたと知らされて感動し、しばらくして

この天文台で新しい星が発見された時、是非この星に福山さんの名前をつけさせて

ほしいと打診されたそうです。


すると福山兄貴、自分の名前ではなく写真の師である植田正治さんの名前を、と

申し出たとのこと。

かつて福山さんのアルバムのジャケットの写真を植田さんが撮影した縁で、その後も

ずっと写真を通して師弟関係が続き、亡くなられた後もずっと植田さんのことを尊敬し、

慕ってるというのが伝わってくるエピソードですね。

もちろん本当はもっと深い絆で繫がってるんでしょうけど、ネットで聞きかじった程度の

情報と私の文章力ではこれが限界です、サーセン。


こうして愛弟子から亡き師の名を命名された星、

「UEDASHOJI17748」 は、今日も宇宙から、この地球を見守り続けているので

ありました。


日本一、人口が少なく、何かとネタにされるか存在を忘れられてる鳥取県ですが

砂丘も水木ロードも天文台も、そして「植田正治・記念館」もあり、なによりこうした

ステキな話も(さがせば)沢山あるいいトコなので是非一度来てみて下さいね。


「貧者のディズニーランド再び」 (完)

















貧者のディズニーランド再び (エピローグ) [貧者のディズニーランド再び]

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3年前に家族でこの水木しげるロードを訪れた時は、一大ブームを巻き起こした

朝のドラマ「ゲゲゲの女房」が終わってまだ間がない頃で、観光客ももっと沢山

いたような気がしましたが、さすがに3~4年も経つと平日はやはり静かな感じ

でした。

来るたびに毎回ちょっとずつどこかしらが変っていってるのですが、基本的な

「手作りのおもてなし感」はずっと変らないなあと、今回もちょっと嬉しく思いました。

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見えんけど おる・・・

ドラマ「ゲゲゲの女房」のテーマの一つでもありましたね。

自然への畏怖、ご近所つきあいの大切さ、生命への感謝、おもてなしの心・・・

そんな当たり前だけど忘れてしまいがちな大事なことを、ここ水木しげるロード

に来るたびに、見えんけど おる住人たちに思い出させてもらえる気がする

のです。


港町ということで魅惑の海の幸にも恵まれ、軍資金はあればあるほど楽しめ

ますが、なくてもそれなりに楽しめる「貧者のディズニーランド」

ぜひ一度来てみてくださいませ。

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「妖怪ショップ・ゲゲゲ」で購入した、一反もめん のイヤホンジャック

なんと・・・

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蓄光で光ります!

しかもコレ、何がスゴイって、単なる手作りなだけでなく、ちゃんと

水木プロ公認のオフィシャル製品なんですね~

堂々と見せびらかせて自慢出来ますよ!






貧者のディズニーランド再び (その4)  [貧者のディズニーランド再び]

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さて、水木ロードのオススメといえば・・・

先ほどの「水木しげる記念館」(写真なくてサーセン)、

誕生から現在までの水木ロードの全てを見守り続けた、ある意味

その象徴である「妖怪たちのブロンズ像」、

そして忘れてはいけないのが「お土産の鬼太郎グッズ」である。

もうね、この商店街にズラッと並ぶ土産もの屋さんを一軒一軒

見てまわるだけでも、時間を忘れる楽しさでありますよ。

オーソドックスな定番からマニア垂涎の逸品まで、妖怪好きには

たまらない空間になっております。


そんな中でイロドリのイチオシはこのお店!

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その名も「妖怪ショップ・ゲゲゲ」!

ツッこみをいれることすら躊躇ってしまう「そのまんまじゃないですか」な

名前のこのお店は商店街の比較的手前にあるのですが、何がイチオシ

なのかというと、商品のほとんどが店のご主人の手作りなんですね~

そしてまたこのご主人と奥様がホントにいい方で、店内が混雑してない

時はだいたい気さくに話かけてくれて、ご自分が作った商品の説明を

してくださいます。

メインはフィギュアなどの置物系とストラップやイヤホンジャックなどの

アクセサリー系で、お店が工房も兼ねてるので蓄光のストラップ等の

製作中の様子を惜しみなく披露してくれます。

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ワンちゃん、寛いでます [黒ハート]

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大量生産出来る市販品ではないので、結構いいお値段な気も・・・

どちらかといえば水木ファン・鬼太郎ファン向けでしょうかね。

でも記念としてずっと大切にしたくなること間違いなしです。

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なぜか関係ない「妖怪ウォッチ」のジバニャンがいるのはご愛嬌 w

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製作中の過程も惜しみなく解説してくださるご主人

この日はシリコン樹脂製の「お碗風呂に浸かる目玉親父」の

テストショットを実際に触らせて下さり子供達も大喜び。

ちょっと長くなっちゃいますが、ご主人が作られたフィギュア群(非売品)

をご覧下さいませ。

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ちなみに初期の頃の記事「貧者のディズニーランド」でも書きましたが

鬼太郎の生みの親である水木先生がこのお店にぶらっと遊びに

来られて「コレいいなあ、売ってくれ」と言われてこのご主人なんと

「先生、コレは非売品だからダメですよ」と断ったという(笑)

もちろん、地元の偉人としてだけではなく、家族同然の信頼関係が

あるからこその微笑ましい話です。

まあこんな感じで町中が水木先生へのリスペクトと愛情に満た

されている「水木しげるロード」の旅、あともう少しだけお付き合い

いただければと思います。


(つづく)






貧者のディズニーランド再び (その3)  [貧者のディズニーランド再び]

さて、「妖怪楽園」にて楽しい時間を過ごしたイロドリ家一行は、商店街に

戻り、再びぶらりと散策を・・・

水木ロードといえばもちろんココ!「水木しげる記念館」

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今回は中に入らなかったので写真はありませんが(おい!)

「漫画家・水木しげる」先生の偉大な功績を称えるだけでなく、

1人の人間としての「水木しげる」を知る意味でも貴重な資料が

所狭しと展示されてます。

ファンの方はぜひ、先生ご健在のうちに1度は訪れていただきたい

文字通りの「聖地」であります。

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・・・ん?よく見ると「本日の出没妖怪」?

そうか、今は日替わりで鬼太郎ファミリーが”出没”ならぬ”出勤”

してるのか。

えー!今日って猫娘も出てきてるの?砂かけばばあ しか見てないぞ

ちぇっ、どうせなら猫娘に会いたいよなあ~

最初に遭遇した時に、一緒に写真撮ってもらっておきながら、あまりにも

バチあたりな愚痴をこぼした我々家族の視線の先に、何と!

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ひィィィ~!またもや砂かけのおばばが!(笑)

本日2回目の遭遇!しかも記念館入り口のベンチに座ってるうゥゥゥ!

さらに何気にこっち見てる!なぜ今まで気付かなかったんだ?


・・・ん?ちょっと待てよ、まさか今の会話聞かれたんじゃないだろうな

ベンチに座ってる砂かけばばあに手を振ってみる

「・・・」

無言でこっちを見ている ばばあ・・・怖い

ひょっとして顔はこっち見てるけど「中の人」は違うところを見てるんでは

ないだろうか(笑)

いやいや、この水木ロードを闊歩してる妖怪に「中の人」など存在しない。

ディズニーランドのミッキーやドナルドが「本物」であるように、ここ

貧者のディズニーランドの鬼太郎ファミリーも「本物」の妖怪なのだ。

そして、妖怪はベンチで一休みするのだ。


しかしさすがにちょっと心配になって、おそるおそる遠巻きに近づいて

ゆくイロドリ一家。

我々が移動しても顔があっちを向いたままの ばばあだったが、途中で

気がついたのか(笑)、こっちを見て手を振ってくれた。

ホントにいい妖怪だ。


思えば私がこの「水木ロード」に魅了されたきっかけも、6~7年前に

長男と長女を連れて来た時に「本物」の猫娘に遭遇してからだ。

あの時も猫娘はベンチに座っていた(笑)

無言&無表情だが、首から下はやたらとサービス精神旺盛で、ポーズを

とりながら長女と写真を撮ってくれた後、商店街のほうではなく何故か

人通りのほとんどない路地のほうへ消えていった「本物の猫娘」の後姿が、

今でも白昼夢のように記憶に刻まれているのでありました。


さて、運良く(笑)2回も出会えた砂かけばばあに別れを告げたあとは

商店街でのお店巡りを楽しむのでありました。


(つづく)

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油すましがロン毛のヅラをかぶったかのような砂かけばばあ

鬼太郎キャラが、アニメでリメイクされる度にデザインがスタイリッシュ

になってゆくように、水木ロードの鬼太郎ファミリーも来るたびに

リアルになっていってます。

しかしこの ばばあは怖い!夜に会ったら絶対泣いちゃう!







貧者のディズニーランド再び (その2)  [貧者のディズニーランド再び]

「うっわ、すげー!」

そう、昼食のために広場を目指す私たち家族の目の前に「本物の」

砂かけばばあ が!(前の記事の写真参照)

さほど人通りの多くない平日の真昼間に、堂々と商店街を歩いてる

砂かけばばあ!シュールだ・・・そして怖い。

小さい子供さんを連れたご夫婦が記念に ばばあと写真を撮っていたが

サービス精神旺盛な首から下とは対照的に無表情な顔!(笑)

喜ぶお父さんお母さんとは逆に、逃げ惑う子供!(笑)

シュールだ・・・シュールすぎる(笑)

しかしこの微妙なユルさこそが「水木ロード」の魅力なのだ。

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商店街をちょっと外れたところにある「妖怪楽園」

前回来た時は名前が違っていたような・・・

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この建物の中は喫茶店とお土産屋さんになってます。

ちなみに巨大ガシャドクロ、以前は建物内に居たのですが

リニューアルで手狭になったのか外に出されてました。

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飲んでる人、多かったです。

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ねずみ男並みに貧乏な我が家は、持参の弁当でお昼を ♪

連休明けの平日ということもあって、落ち着いてお昼ご飯を楽しめました。

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敷地内の「鬼太郎の家」

中に入れるのは120センチまでのお子様・・・という建て前ですが、

変に中で騒いだりしなければ、大人も大丈夫みたいです。

(スタッフのお姉さんがカメラのシャッター押してくれます)

やっぱりみんな入りたいよね~

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同じく妖怪楽園の敷地内にある「射的」と「スマートボール」

スキンヘッドでサングラス姿のイケメン外人さんが射的に挑戦し、

残念賞の「うまい棒1本」をもらってました(笑)

そしてウチの3人の子供たちは3年ぶりにスマートボールに挑戦。

このスマートボール、10個のボールを1回ずつ弾いて

タテ・ヨコ・ナナメのどれかに揃えば景品ゲットという、パチンコの

ビンゴゲームみたいな要領なんですが、1回10個のボールを何と

子供3人で分けて挑戦するというセコさ!

しかし3人が1回ずつ順番で弾いていくんですが、これがまた

盛り上がるんですよ~(笑)

で、結局、惜しいとこまでいったんですが、ドコにも揃わず3年

ぶりの挑戦も敢え無く残念賞に・・・

でも、ここの縁日の店番のお姉さん、1人分の代金しか

払ってないウチの子供たち3人に何と残念賞の「うまい棒」を

1本ずつくださったのでした。

さすがに「一杯のかけそば」みたいに1本のうまい棒を3人で

分けて食べるのは忍びないと思ったのでしょうか(どんだけ~!)


そんなこんなで、気がつくとこの「妖怪楽園」に着いた時からずっと

天気が回復してくれていました。


「見えんけどおる」・・・そんな水木ロードの妖怪たちが見守って

くれるているかのように、優しい時間がゆっくりと流れてゆきます。


(つづく)




貧者のディズニーランド再び (その1)  [貧者のディズニーランド再び]

3年ぶり、家族5人揃っての日帰り旅行

目的地も3年前と同じく鳥取県・境港の「水木しげるロード」

実は過去2回、このブログで水木ロードのことを書いたことがあるのだが、

なんと2回とも写真を1枚も使用してないのだ。

さすがに今回はちょっとでも雰囲気を味わっていただきたいので、写真メイン

でいきますが、あまり期待せずにお付き合いいただけたらと思います。


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ようこそ!水木しげるロードへ!

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駅からしてこんな感じ

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交番、さすがにお巡りさんはこの格好ではありません

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連休明けの平日ということで、さすがに観光客はまばらでしたが、外人さんや

親子連れの方が多く、和やかな雰囲気でした。

ただ、到着した正午の時点では えらい曇り空で、上着をもう1枚着てくれば

よかったかなと思うほど潮風が冷たい!

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そして水木ロードといえば「ブロンズ像」

特に一緒に記念写真が撮れるこの鬼太郎と ねずみ男は人気で

もう何万回も握手されてるであろう、ねずみ男の右手なんて

この通りピッカピカ!(笑)


とりあえず持参した弁当でお昼にするべく、テーブルのある広場へ

行こうと家族でブラブラ歩いていたその時!

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え?え?え~~~~~~!?

(つづく)

貧者のディズニーランド再び (予告) [貧者のディズニーランド再び]

貧者のディズニーランド・・・

それは鳥取県・境港に存在する、妖怪ファンの聖地である「水木しげるロード」を

私が勝手に名付けた名称である。


ちなみに何で「貧者のディズニーランド」なのかは、このブログの初期の頃の

記事に書いてるので、さがして読んでみてくださいね [黒ハート]


今回、タイトルで「再び」とつけてはいるが、ウチの5人家族が揃って訪れるのが

2回目であって、実に3年ぶりである。

3年前も、ちょうどこの時期で、ニャアコが紆余曲折の末に我が家の一員になって

まだ間もない頃だった。

あの頃・・・

まだニャアコは他人行儀で、いつも隙あらば脱走しようとチャンスを窺っていた。

家族全員が夜まで居ない中、果たしてニャアコはちゃんと1人で留守番してるのか

道中もずっと気になって、帰ってきたらやっぱり僅かなガラスの隙間から脱走して

いたというのも、今となっては懐かしい思い出だ。


3年前も子供たちが小学校の「秋の収穫祭(発表会)で頑張ったご褒美に代休の

平日に行ったのだが、今回も小学校、中学校の発表会のご褒美として、子供たちの

代休の平日に妻が仕事を休んで私が早退しての日帰りツアーだ。

あれから3年、子供たちも随分と生意気になり、貧困と多忙の底辺生活で私も妻も

すっかり疲れ果てている毎日・・・

3年ぶりに訪れる「貧者のディズニーランド」の「見えんけどおる」住人たちは

こんな私たち家族をあの時と同じように、あたたかく迎えてくれるだろうか・・・


それではこれより、はじまりはじまり~♪


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