大切な場所

時に彼は夢をみた。一つのはしごが地の上に立っていて、
その頂は天に達し、神の使たちがそれを上り降りしている
のを見た。
　　　　　　　　　　　　　　（創世記二十八章十二節）



姫路を流れる「夢前川（ゆめさきがわ）」



今ではすっかり水かさも少なくなって河原に降りれるまでに
なってますが、今から４０年前この夢前川で水難事故が
あったそうです。

この写真からは想像出来ないくらいの速さと量の川の水が
２人の子供を飲み込んで流れてゆき、その子供達を救出すべく
出動した２人の消防隊員の命をも飲み込み奪ってゆきました。



土手の自転車用に舗装された道の横に、殉職されたお二人の
隊員の小さな慰霊碑がひっそりと建てられていて、今もこの
夢前川を見守っています。

いつも姫路に帰って来るたび訪れる、そして今回のニャアコとの
旅の目的地はここです。

殉職された隊員の一人は、私の親友のお父さん。

と、言っても４０年も昔の話なので当然 面識はありません。
じゃあ何故ここがそんなに大切な場所なのか、
次回のエピローグでそのお話を紹介し、「ダレトクヒメジツアー」
を締めくくりたいと思います。



さすがに慰霊碑を撮るのはちょっと不謹慎な気がして
（お前は林家ぺーか！って言われそうで）
自粛してますが、９月の命日から２ヶ月以上経ったこの日も
綺麗なお花が供えられてました。

コメント 4

ニャアコとの姫路行き旅も目的地到着ですね。
生きていくと、その人生の道のりにおいて
新たな生命の誕生と共に、死とも出会うことがあります。
生と死を見つめることが生きるということなのかもしれません。
by 青竹 (2012-12-10 14:15) 

随分水嵩の低い川ですが昔はすごい濁流だったのでしょうね。退院さんが命落とされたのは悲しい事です。
いつまでも忘れない気持ちのお花がきっと天国の太インさんも喜んでいることでしょうね。
by みぃにゃん (2012-12-10 17:53) 

2月14日事故があった場所とは違うと思うんですが、夢前川で子供が【わっ！】とビックリするような声が聞こえました。そこには1mちょいの草が少し生えている場所があったのですが、周りは川なので水があって道路との高低差も2mくらいはあったと思います。僕は【えっ？】と思って川を覗いてみたのですが誰もいなく周りの家から聞こえてきたのかなと思ったのですが、周りは家がなく竹林が道路を挟んで川の反対側にあっただけでした。時間も午後6時40分頃で曇ってもいたので暗かったのですが、そんな時間に1人で子供がいるのかなと思って不思議でしたが僕は塾に行かないといけなかったのでそのまま塾に行きました。僕の考えすぎかもしれませんが、昔足を滑らせて川に落ちて亡くなった子供の声なのかなと思いネットで検索したところ子供の水難事故という記事を見つけて投稿させていただきました。あのときの声は何だったんでしょうか...

by せつな (2022-02-16 08:28) 

せつな様

10年も前の記事にコメントくださり
有難うございました。
ブログってやっぱり残ってるもんなんだと
ちょっと感動しております。
19時前の暗い中でいきなり子供の声が
聞こえたらびっくりしますよね～

不思議な子供の声の件は
私としては出来れば、遭難した子供さんは
無事に成仏していてほしいなという願望が
あります。殉職された消防士さんが
命をかけて助けようとした子供さんなので…

水木しげる先生の漫画に出て来るような
人を驚かせて楽しんでる妖怪とかだったら
いいのになあと願ってます。

コメントありがとうございました。
とても嬉しかったです。


by irodoriusagi (2022-02-24 09:01)