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美しい思い出を糧に ( エピローグ )  [美しい思い出を糧に]

こうして、甥っ子一家との僅か1日半の再会は終わり、
あれから2か月が過ぎた。

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幸せな時間・・・
日常のささやかな幸せより、ちょっとだけ贅沢な
それはご褒美のような幸せな時間だった。

去年の秋から今年の春までの年度末の過酷な路程を
途中で投げ出すことなく頑張って、これ以上ない
というくらいの劇的な形で締めくくり、文字通り
ご褒美としてこの4年半ぶりの再会を楽しんで、
この4月からは希望に満ちた新年度を送るはずだった。

が、

やっぱり甘かった。

基本的に、楽しいことがあれば、いつもその直後
から当てつけのようにその何倍もの嫌なことが
起きるというのがお約束なので、今回も覚悟はして
いたのだが、もう「嫌なこと」とかいうレベルでは
ない、これから先どうやって生活していくねん!と
途方に暮れてしまうような(主に金銭的な)大問題が
この再会の数日後から勃発するのである。

以前に書いた通り、もともとはこの再会の記事は
年度末奮闘記の大長編のエピローグとして最後の
フィナーレを飾るべく、どうやって書こうかと
いろいろと構想を練っていたのに、あの頑張りも
奇跡的な大逆転の結末も、甥っ子たちとの
夢のような時間も、何もかも全部が無駄になった
ような気がして、もうこれまでの出来事はすべて
「なかったことにしよう(笑)」としていたくらい
心が折れてしまった。


今現在も、今月、来月、再来月・・・これから先
どうやって乗り切っていくのかという不安と絶望が
あって、書いてる文章もおかしいけど(笑)、まあ
今日もこうして生きてる以上は底辺を這いずってでも
何とかしていかなければいけないのだろうし、この
数か月間、非力なりに頑張ってきた内容は、ひょっと
したらどこか別の場所で実を結ぶかもしれないし、
せめて、楽しかった甥っ子一家との短い夢のような
時間だけでも書き残し、再出発のきっかけにしようと
いう意味を込めて「美しい思い出を糧に」という
タイトルで無理やり記事にしてしまった。

あらためて自分で読み返してみて、あまりにドイヒー
な支離滅裂な自己満ぶりに、謎の美少女猫でなくても
「こんなもん、誰が読むねん」と呆れてしまうが
それでもわざわざコメントまでくださったyes_hama
さんをはじめ、お付き合い下さった心優しい奇特な
皆様、本当にありがとうございました~(;^ω^)

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マツケン
やれやれ・・・
まったく世話のやけるハゲチャビンだぜ・・・

美しい思い出を糧に (後編)  [美しい思い出を糧に]

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2日目の朝がきた

まだ日が昇りきらぬうちに旅館を抜け出し、一旦
家に帰ってニャアコ達の食事の準備をし、その後
職場に寄って、この日の出勤メンバーの人員配置を
確認して朝食に間に合うように旅館へ戻る。
地元だから成せる業だ。

前日の夕餉も豪華だったが、朝食のバイキングも
凄かった。

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錦織選手も大好きという高級魚「のどぐろ」登場

もう昼飯いらんやろ、というぐらい質も量も堪能し
忘れられない思い出と共にチェックアウトした一行が
向かった先は・・・

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やっぱりここですな (^^♪

この写真では何故か曇っておりますが、実際は見事な
晴天!前日が小雨模様だったので心配してたけど
晴れてくれて良かったー

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我が家の行事として家族で「貧者のディズニーランド」
水木ロードを訪れるのは基本、秋なのだが、桜の
咲き誇る快晴の春の水木ロードもまた格別な雰囲気。

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だが・・・

しかし・・・

残念なことに・・・

こちらが期待したほど甥っ子一家は喜んでるように
見えなかった(笑)

しかも去年の秋に来た時は平日だったにも関わらず
鬼太郎・ねずみ男・砂かけばばあ・そして
サラリーマン山田(笑)と出勤してる妖怪4人
全員に出会えたのに、今回は春休みで結構沢山の
観光客が訪れてたのに誰1人として妖怪を目撃
出来なかったという・・・

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まあ、でも「いつものここ」 ↑ で いつものように
スマートボールを 1人分の料金で子供4人が10発の
玉を交代で打って仲良く残念賞の「うまい棒」を
人数分もらったり、甥っ子が射的に挑戦して見事
キャラメルを打ち落としたり、商店街をブラブラ
しながら皆でソフトクリームを食べたり、試食
しながらバームクーヘンや妖怪饅頭なんかのお土産
を選んだりで、それなりに時間が過ぎていった。

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残念ながら「大成功」とはいかなかった今回の
水木ロードツアーだったが、この、春の麗らかな
1日の景色はずっと忘れられない思い出になった。

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夕方、帰ってきてチェックインした宿は旅館ではなく
市の宿泊施設みたいな感じの所で、食事が出ない
代わりに部屋にキッチンがあって自分たちで料理が
出来るようになっていた。

妻と義姉が料理を作り、皆で準備する夕餉。
翌日は長女と息子が始業式、私が仕事で、朝には
もうお別れである。
楽しい食事の満足感、そして明日にはそれぞれの
「日常」へと戻らなければならない別れの寂しさに
包まれながら夜は更けてゆき、そして別れの朝が
来た。


4年半ぶりの再会。実質的には一緒にいたのはわずか
1日半ほどの短い時間だったが、本当に幸せな
ひと時だった。


※ 次回エピローグで完結です (=^・^=)


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謎の美少女猫
「ねえ、イロドリちゃん・・・これって本人以外に
 読んでる人なんているの?」


美しい思い出を糧に (中編) [美しい思い出を糧に]

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4年半ぶりに遊びに来た甥っ子一家との、温泉旅館での
楽しい夕餉のひと時、義姉が見せてくれたデジカメの
動画に写っていたのは・・・

当時、まだ2歳半だった甥っ子と戯れる若き日の
ニャアコの姿だった。

幼児特有の怖いもの知らずで初対面の黒猫を撫でたり
抱っこしたりする甥っ子、同じく初対面の人間の
子供に、されるがままの状態にさせてあげてる
”わびさびを心得てる”脚の折れた黒猫・・・
何のことはない、ただそれだけの数分間の映像なの
だが、胸にこみ上げてくるものがあった。

今から考えると甚だ無責任な話だが、この時はまさか
この黒猫が大切な家族の一員になるとは夢にも思って
いなかった。
ただ、5年近く経った今でもこの時の事は鮮明に
覚えている。
甥っ子一家が帰った夜から連日雨が降り続き、
それまで餌を食べてしばらく遊んだら、どこかの
塒に帰っていたこの黒猫は夜になっても我が家の
前から離れようとせず、雨に濡れながらジッと
佇んでる姿を哀れに思って、うっかり玄関に入れて
しまったのが運の尽き(笑)
その日から家の中に入りたい黒猫と、玄関までなら
ともかく家の中までは絶対に入れられない私との
根競べ・知恵比べが続き、その闘いに勝利した
黒猫は、まるで初めからそうなることが運命で
あったかのように我が家の家族の一員となったのだ。
懐かしい・・・

写真はともかく、昔から子供の成長のビデオや
動画を一切撮影する習慣のなかった私にとって
それは本当に4年半前のニャアコと「再会」した
ような感動だった。

そんな感動と感傷も冷めやらぬ中、旅館の支配人が
直々に食事の場に挨拶に来て下さった。
「本日はご両家の数年ぶりの再会という事で、
そんな貴重な場に当旅館を選んで頂き、本当に
有難うございます。これは私からの感謝の気持ち
として、ぜひ皆様で召し上がって下さい」
と言って、ゴッツい寿司が運び込まれた(笑)

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もちろん、これも最初からメニューに含まれてるん
だろうけど、わざわざ支配人自らおそらくこうして
各部屋を挨拶して回って感謝を伝えるというのは
お約束とわかっていても嬉しいものだ。


食事も終わり、それぞれ温泉に入ってからテレビを
見ながら雑談し、満ち足りた喜びの中で1日目が
過ぎようとしていた。

翌日の予定は・・・

ジャ~ン!

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(つ・づ・く)

美しい思い出を糧に (前編) [美しい思い出を糧に]

先月のはじめに甥っ子一家が二泊三日でやって来た。
4年半ぶりの再会だ。
このブログの初期の頃の記事にチラッと書いてる
のだが、この甥っ子一家と我が家は、実は特殊な
間柄で、実際は親戚関係ではないのだけど、話すと
長くなるので今回はあえて「甥っ子一家」と
しておく。

前回来た時は、我が家に泊まってもらっていたが
さすがに現在、人間より猫の方が多い「猫屋敷」と
化したウチにお泊めさせるわけにはいかず今回は
初日は近くの温泉旅館に、2日目は市の宿泊施設に
宿をとってもらうことにした。
・・・が、なんと、なんと、ご夫妻のご厚意で
ウチの家族5人も一緒に招待して下さり、2家族
8人で一緒に泊まることになったのだった。
なんという太っ腹!

で、再会当日
関東から飛行機でこっちに到着したのが昼過ぎで
空港から旅館で合流する頃には結構いい時間に
なっていた。
なので二泊三日とはいえ実際一緒にいた時間は
丸2日分くらいだろうか。

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前回会った時は甥っ子は2歳半、ウチの長女が
6年生、息子が4年生、次女が1年生、ちょうど
唯一子供3人が同じ小学校に通っていた年だった。
それが今では長女は高校2年、息子は中3、次女は
小6、そして甥っ子は小学校2年生だ。
ホントに時が経つのは「あっ」という間だ。
4年半ぶりに再会した甥っ子は、見違えるほど
成長していた。

そうこうしてる内にすぐに夕食の時間になった。
ビンボーな我が家では滅多に口にすることが
出来ないような豪華な料理が次々に運びこまれ
思い出話や近況報告に花が咲き、楽しい時間が
過ぎてゆく。

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食べることに執着がない私が撮ると全然美味しそうに
見えんという・・・


ここで予期せぬ「もう一つの再会」があった。
前回ウチに来た時にデジカメで撮った動画をチェック
していた義姉がおもむろに

ねえねえ、ホラ見てこれ。あの脚の折れた猫ちゃんが
居た時のだよ~

と言って動画が再生中のデジカメを渡してくれた。

ああ、あの猫まだ元気でいるんですよ

えー!? まだ元気なの?ホント?すごいね~

という会話をしながら覗き込んだその画面に
写っているその猫は・・・
嗚呼、その黒猫こそは・・・当時まだ半ノラ状態で
我が家に餌を食べに来ていた「ハチ」という名の
後のニャアコだった。

(つ・づ・く)

次回予告 「美しい思い出を糧に」 [美しい思い出を糧に]

前日、1年ぶりに変身ニャアコと姫路に行ってきたので
近々「初夏のダレトクヒメジツアー2016 (仮)」 が
始まる予定なのですが、その前にどうしても書いて
残しておきたい出来事がありまして・・・まあ極めて
個人的な事なので、何の面白味もないんですけど(笑)

これまでにも何度か書いてたんですけど、去年の冬
から今年の春までの年度末の期間に実に色々な事が
あって、ようやくどうにかこうにか3月末までに
それらを全て乗り越えて、これ以上ない形で綺麗に
新年度をを迎える事が出来て、さあ、これからは
きっといい事が沢山あるはずだー!と、
年甲斐もなく希望に胸を膨らませていたのも束の間、
4月の半ばから早速、これまで以上の、先の見えない
無間地獄のような日々が始まったのでありました。

で、次回の記事は年度末の苦しい戦いを終えた直後の
4月初め、関東にいる甥っ子一家が4年半ぶりに
二泊三日で遊びに来た時の楽しかった思い出を
書き残しておこうと思ってます。

・・・ホントは年度末奮闘記自体を大長編の記事に
して、この甥っ子一家との思い出を最後のエピローグに
持ってくる構想だったんですけど、いきなりまさかの
お先真っ暗な事態に陥って、すっかり心が折れて
しまったので、せめてこの楽しかった二泊三日の事だけ
次回お送りする予定です。


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ワシも頑張るわ・・・


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