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みとりねこ [オススメその後]

実は先年末で当ブログ「手の折れた招き猫」は
ひっそりと10周年を迎えておりました。

年々ヒドくなってゆく底辺生活の忙しさと
スマホが1つあれば、ある程度の事が出来て
しまう便利さにかまけて、PCを開ける機会が
激減し、同時にソネブロからも遠ざかって
しまってました。
それでも、たとえ月イチの手抜き記事でも
アップすれば見に来て下さる方がいるという
のは本当に有り難い事だと、感謝の気持ち
しかありません。毎回いうとるな…w

今後も、インスタの写真使い回しの手抜き
記事がメインになるとは思いますが(ヲイ!)
時間をみつけて雑感なども書いていけるよう
頑張ります。毎回いうとるな…w

さて、当ブログには「オススメ」という
カテゴリがあり、ワタクシが見たり読んだり
して面白かった、文字通りオススメのモノを
紹介しておるんですが、今回新たに
「オススメその後」というカテゴリで、以前
紹介したものが、あれからどうなってるのか
というのを追跡したいと思います。

記念すべき第1回めは
有川浩さんの「旅猫リポート」です (∩´∀`)∩
DSC_0127.JPG

小説版を紹介したのが2015年1月17日
舞台版を紹介したのが2016年11月8日
ですね。
DSC_0130 (003).JPG

ああ、懐かしいなあ…

両方とも現在も「オススメ」のカテゴリから
閲覧可能です。大したこと書いてないけどw

もともと最初に単行本が出たのが2012年
そこから文庫本化されるまでが結構長くて
5年後の2017年に、やっとお手頃サイズに
文庫本化されました。

そして、翌2018年には何と!福士蒼汰くんと
本物の猫ちゃんのダブル主演でまさかの
実写映画化!(゚д゚)!
share~2.jpg
ちなみに現在は上映中ではありません(笑)

この映画版、公開されて4年経ってから
ついこの間、初めて見たんですが、予想
してたよりも良い出来でした。

そして昨年、有川先生が「有川ひろ」に
改名後に、新作「みとりねこ」が発行
されました。
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有川ファン待望の、猫の短編が7作!
何とそのうち2作は「旅猫リポート」の
外伝なんですね~\(^o^)/

最初の「ハチジカン」は、主人公サトルが
小学校時代に飼っていた、「ハチ」の物語。

血は繫がっていなくても、実の親以上の
無償の愛で育ててくれた両親が事故死する
までの、一家の幸せの象徴であったハチ。
両親の死後、サトルは叔母のノリコに、
ハチは九州の親戚の元へとそれぞれ引き
取られ、以後、2度と会うことはありません
でした。

サトルは中学校の九州修学旅行の際、親友の
ヨシミネの協力で宿泊中のホテルを抜け出し
ハチと再会すべく強行を試みますが、先生に
捕まり敢無く断念。
高校時代は堂々と会いに行くため親友スギと
共にチカコの家の農園で旅費を稼ぐバイトに
励みますが、ようやく会えるという数日前に
ハチが車に轢かれて亡くなります。

本編ではハチはドジだけど優しい猫だった、
九州でも親戚の家族に愛されてて幸せだった
というサトルの回想でしか登場しませんが、
この「ハチジカン」ではハチの目線・観点で
物語が進みます。
悲しい結末は回避出来ませんが、九州の
親戚の家にもサトルと同い年の子がいて
本当に家族に愛されてた様子と、何年
経ってもサトルの事を忘れていなかった
ハチのけなげさに泣いてしまいます。


もう一編の「こぼれたび」では
サトル&ナナのバディ復活!
・・・と言っても蘇ったり、あの世での
道中記ではありません(笑)

小学校時代 コースケ
中学校時代 ヨシミネ
高校時代  スギとチカコ

と、ナナを託すべくかつての親友を訪ねて
お見合いを続けていく「旅猫リポート」。
サトルと離れる気など全くないナナの知恵
により、ことごとくお見合いは破談になり
最終的に北海道の叔母ノリコのもとで
サトルは息を引き取り、現世での2人の旅の
物語は終わりを告げます。
しかし、スギとチカコと共に過ごした大学
での描写はなく、そこでの友人も登場しま
せんでした。
で、今回の「こぼれたび」は、本編で夫婦に
なったスギとチカコと再会し、ナナの
見合いが破談になったあと、ノリコの元へ
向かう間に、実は!大学時代の恩師の
ところにもナナを託すべくお見合いに
訪れていた。という、思いっきり後付け
ちゃうんか!?と言いたくなる特別編です。

お互いに尊敬し認め合いながらも
「ある事情」でわだかまりを残したまま
サトルの卒業で疎遠になっていた師弟が
ナナのお見合いを期に和解するさまが
描かれてます。もちろんお見合いは破談
に終わりますけどね。

あらためてサトルの完璧なまでのイイ男
ぶりが炸裂する、確かにいい話なんですが
、せっかく本編が綺麗に完結してる名作
なので、あんまり「実は~実は~」の
後付け設定にはちょっと複雑です。
ただし、もとは舞台版のプログラムに収録
されてた話らしいので、流れ的には本編の
中に含まれててもおかしくないんでしょう
けど…やっぱり不自然かな。

何はともあれ、まだの方はぜひ!


・・・てな感じで今後も
「あのオススメ作品のその後」を報告して
ゆけたらと思います。








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