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無理矢理!御挨拶!(∩´∀`)∩ [雑感]

親愛なる皆様、
新年あけましておめでとうございます♪

もう、すっかり生存確認のためのブログに
なってしまってますが、訪れて下さる皆様の
ことは常にスマホで拝見しながら感謝して
おります。
昨年末はクリスマス後の猛烈な寒波の為に
大雪で家に帰れず車中泊まで経験しましたが
何とか無事に新しい年を自宅で迎えることが
出来ました。
ニャアコも記念の10周年イヤーを越え、共に
11年目に突入いたします。
ニャアコとの10年、このブログの10年を
共に見守って下さった皆さんには、感謝の
気持ちしかありません。
本当にありがとうございます。

そして本年もどうぞよろしくお願いします。

イロドリウサギ&ニャアコ
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今日は何の日? [雑感]

気がつけば8月も終わり、結局一度しか記事を
書けなかった・・・
見に来て下さった皆さん、どうもありがとう
ございました。

ということで、気を取り直して久々の
雑感駄記事を(^^♪

さて皆さん、
本日9月4日は何の日でしょう~か?

はい、「9」と「4」で「クジの日」ですね。

世の中ではクジといえば「宝くじ」ですが
ワタクシ、今回ローソンにて
「サンリオ当たりくじスヌーピー」なる
シロモノを運試しを兼ねて引いて参りました。

文字通りスヌーピーをモチーフにした
日用品アイテムが13種類の商品の中から当たる
のですが、1回800円で、目玉商品の1等賞は
何とホットプレート!
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こんな感じ↑

スヌーピーが特別に好きというわけではないの
ですが、ここはもうホットプレート狙いで
敢えて800円の無謀なチャレンジ!
よしんばハズれても、ぬいぐるみ型リュックか
ウォールポケット(壁掛け手紙入れ)か最低でも
マグカップなら御の字だ、いざ、勝負!



・・・結果は


sn-atarikuji-20210826-main2~2.jpg

見事に最下位賞の「折りたたみコンテナ」
(写真左下、ベージュのほう)でした~(笑)

一応、このテのクジは「ハズれなし!」
というのがウリなんですが、どう見ても
800円で折りたたみコンテナはハズれやろw
こんなんダイソーで100円で買えるがな~
まさに夜店のインチキくじ!
・・・いや、夜店のインチキくじと違って
ちゃんと当たりは入ってて、ワシのクジ運
がないだけ、という話でした(∩´∀`)∩

さ、このスヌーピーのコンテナに何を
入れようかな~(笑)







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無理矢理ご挨拶 [雑感]

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今年もあと3時間たらず。
年々、内容が質・量ともにダダ下がりの
当ブログにお越し下さった皆様。
本当にありがとうございました。
2021年が皆様にとって健康で、喜びと幸せに
満ちた日々になりますように。

イロドリウサギ&ニャアコ


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いなくなって知る、その人の素晴らしさ [雑感]

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あまりにも色々な事があった2020年も
残すところあと数日。

コロナで始まり大寒波で幕を閉じようと
している混沌の一年ですが、今年は特に
日本芸能史に於いても(悪い意味で)後世に
語り継がれる年になってしまったのでは
ないでしょうか。

志村けんと岡江久美子さんのコロナ禍での
逝去、女子プロレスラーの木村花さんの
自殺の衝撃も冷めやらぬ中、矢継ぎ早に
続いた芸能人死去のニュース。
それも病気や事故などではない、ある日
突然、原因不明の「自殺」疑惑・・・

特にショックだったのは
三浦春馬くん
芦名星さん
竹内結子さん
芸能界に全く関心のない、テレビも殆ど
見ない私でもよく知ってるこの3人が
僅かな期間に立て続けに原因不明の
「自殺」で亡くなったという事実でした。

竹内結子さんはデビュー間もないチョイ役
の頃から、ずーっとブラウン管の中にいる
のが当たり前のような、日本を代表する
女優さんの一人で、ついこの間も映画の
「旅猫リポート」で見たばかりだったし、

芦名星さんも、キムタクとニノ
(馴れ馴れしいなオイ)のW主演だった
「検察側の罪人」、松坂桃李くん主演の
「不能犯」で、それぞれ出番は少ない
ながら強烈なインパクトを放っていただけ
に、この2人が今はもういないなんて、
数カ月経った今も信じられません。

三浦春馬くんの出てる映画やドラマは、
かなり昔の「ブラッディマンデー」くらい
しか見ていなくて印象になかったのですが
「キンキーブーツ」というミュージカルの
舞台で、ドラァグクイーンの役を演じてると
聞いて、機会があれば見てみたいと思って
いた矢先でした。

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以前、このブログのカテゴリ「オススメ」で
紹介したお気に入りの小説「マカンマラン」

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この作品の主人公がドラァグクイーンと
いうこともあって、もし、ドラマ化される
ことがあったら、彼が主人公を演じられるん
じゃないか?いや、まだちょっと若くて貫禄
に欠けるかなあ…
などと勝手に想像したりしてたんですが、
前日、ネットでその「キンキーブーツ」の
ワンシーンを動画で見て、三浦春馬という
役者の演技と存在感に圧倒されました。

こんなに凄い演者だったとは・・・

彼ならきっと、マカンマランがドラマ化
されたら見事に主人公を演じられただろうに
と思うと残念で仕方ありません。


そして彼が生前、雑誌の連載で、日本の
47都道府県を4年間かけて自分で訪れ、その
県の名産や伝統を紹介した企画を一冊にした
「日本製」
という書籍が出版されていたということを
知り、興味があったので購入しました。

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今まで、「三浦春馬」と聞くと
日本に沢山いる若手イケメン俳優の一人
というくらいのイメージでしたが、
この4年間の集大成の一冊にに記されてる
彼の誠実な人となり、
自分が生まれ育った日本と言う国を
愛する純粋な気持ち、
取材で得た貴重な出会いや経験を、芝居で
活かしてゆこうという情熱、
そして
彼の語っているこれから先の未来・人生…

もう、涙なしでは読めませんでした。

彼の死因に関しては自殺ではなく、何者か
によって命を奪われた、という説が
まことしやかに、しかし、根強く流れて
います。
私も、彼が自ら死を選んだとは、とうてい
信じられません。

真相は定かではないし、たとえそれが証明
されたところで、彼は帰って来ません。
ファンでも何でもない私でさえ、これほど
辛い気持ちになるのに、彼を応援していた
人、彼を支え、彼に支えられていた人達の
思いを考えると、胸が締め付けられます。

彼のこれからの人生…彼だけでなく、全て
の人の命は一つだけであり人生は一度だけ
です。

他人から見ればつまらない存在であったと
しても、私は自分の命も、他者の命も
大切にする人間でありたいと思います。

そして
理不尽な世の中に踏みにじられ、命を
奪われた人達、自ら命を絶たざるを
えなかった人達の魂が、いつか救われ、
慰められますようにと願ってやみません。


最後に、宣伝する気はありませんが、
三浦春馬くんが残した”作品”である
「日本製」
機会があれば、ぜひ、見ていただきたいと
思います。




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ホンマにそんなに凄いんか~ [雑感]

先週からずーっとヤホーのニュースでは
映画「鬼滅の刃」の話題でもちきりですね。

3日間で46億円!
3日間で46億円!
3日間で46億円!

ジブリもディズニーも最近のアニメも全く
関心無い私には、どれくらい凄いのかよく
わからないのですが、毎日毎日ネット上を
賑わしてる、殆ど便乗してるとしか思えない
膨大な量の記事やコラム、そしてその
コメント欄に寄せられてる映画を観た人達の

絵が美しい!
主題歌がいい!
主人公は勿論のこと、味方も敵も魅力的!
キャラのイメージにピッタリな声優陣!
話の内容が最高!

という絶賛の嵐と、老若男女を問わない

泣いた!泣いた!泣いた!
号泣!号泣!号泣!

の大合唱を見てると、これはやっぱり
ホンモノの空前絶後の鬼滅大フィーバー
なんかなと感じつつも、流行に乗っかって
自分の言葉に酔ってるだけじゃねえの?
と冷めた目で見てしまいそうになったりも
したりして・・・

恥ずかしながら原作もアニメも未だに見て
いないのですが、どんだけ凄いねん!?と
さすがに気になって、映画の予告編の動画を
見てみましたが、やっぱり1分30秒程度の
動画では私にゃ魅力はイマイチ伝わりにく
かったです。

ただ、ネタバレ情報で語られてる、ある意味
この映画のもう一人の主役ともいうべき
煉獄杏寿郎というキャラクターの

「老いることも死ぬことも人間という儚い
 生き物の美しさだ」

「俺は俺の責務を全うする!!
 ここにいる者は誰も死なせない!!」

というアツいセリフや、彼を育てた母親の

「生まれついて人よりも多くの才に恵まれた
 者は その力を世のため人のために
 使わなければなりません」

「弱き人を助けることは強く生まれた者の
 責務です。責任を持って果たさなければ
 ならない使命なのです。決して忘れる
 ことなきように」

という言葉は、確かに最近の美少女ばっかり
出て来る漫画では目にしない、古き良き時代
の熱血漫画の薫りがして、それこそ老若男女
、多くの日本人の琴線に触れるものがあるん
だろうなと、ちょっと納得しました。

身近な人でこの映画を観に行ったり、原作や
アニメのファンだという知り合いがいないの
で本音の感想を聞くことが出来ないという
こともあって、社会現象ともいえる今回の
鬼滅フィーバーを自分の目で確かめる意味
でも機会とカネがあれば劇場で見てみたい
かなあ (´ω`*)

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ニャアコ
「何という便乗記事・・・」






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追憶の散歩道(後編) [雑感]

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前回から間隔が開いてしまいましたが、
先月、一ヶ月遅れの父の一周忌に帰省
した際、自転車で散歩した時の話の
後編になります。

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大倉山公園から坂道を下ると
「楠公さん」の愛称で親しまれている
湊川神社があります。
めっちゃ天気が悪いですがwこれも
去年撮った写真です。
子供の頃は夏祭りや年末年始のお参り
で毎年のように父と訪れ、大人に
なってからは、長女のお宮参りで
お世話になりました。

何一つ親孝行らしいことを出来ない
まま旅立たせてしまいましたが、
7人兄弟のうち5人が60歳までに亡く
なるという短命の家系の中にあって、
孫の顔を見せることが出来たのが
せめてもの慰めかなと思ったり…

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ちなみに、上の3枚は去年の夏祭りの
時のものです。

楽チン自転車でさらにスイスイ進むと
「新開地」へ
ここも子供の頃はよく家族で映画を
見に行ったりしてました。
阪神大震災を経て、アーケードも撤廃
されて、今ではすっかり健全な
イメージが定着しましたが、私らが
中学生くらいまでは、フツーーーーに
堂々とポルノ映画の看板が出てたり、
ストリップ劇場があったりで、非常に
おおらかな時代でした。

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あの頃の怪しげな映画館も、今では
大衆演劇の立派な劇場になってます。
役者さん、公演が終わってお客さんを
お見送りしてました↑


そして新開地から海の方へ下ると
かつての我が家、かつての小学校、
かつての友人たちの家、かつての
銭湯、かつての駄菓子屋・・・
いまはもう、思い出の中にしか
存在していない空間が広がってゆく。

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数年前に撮った「稲荷市場」
それが今では

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もう跡形もなく別の何かになってました。

ここだけでなく、子供時代を過ごした
そして日曜の度に父と散歩したあちこち
は、もうすっかり別の顔に。


でも

ただ一か所だけ・・・
あの頃と変わらない場所が
(いや、まあ他にもあるんだろうけどw)

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冒頭の写真の「児童館」
今で言う学童保育の無料版みたいな
ものでしょうか。
かなり前の記事で一度書いたんですが
この児童館の敷地内には

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何故か小さな神社のようなものが
あって、毎年冬にはお祭りがありまし
た。
でもホント、この児童館以外は殆ど
あの頃とは別の町になってしまって
いました。
仕方ないっちゃ仕方ないんだけどね…

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自転車を停め、初夏の風の気持ちよさ
に思わずベンチでウトウト…
これが映画や漫画だと、目が覚めたら
子供時代にタイムスリップしていて…
という展開になるんでしょうけどw、
残念ながら現実の世界では
そこにはただ、風が吹いているだけ
なのでありました。
でも、きっと、人の一生なんて本当に
夢を見てるみたいなもんなんでしょう
ね。
他人様から見ればつまらない人生でも
、与えられた命が尽きるその日まで
精いっぱい無様に生きてゆかなければ。

今回の追憶の自転車ツアーはこれで
終わりです。
また帰省して時間があれば他の場所も
行ってみたいと思います。
読んで下さってアリガトです~

おしまい
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追憶の散歩道(前編) [雑感]

いや~、どうもどうも
あらためまして、前回は自分の誕生日の
報告だけという、バカッター並みの粗記事
にも関わらず、ご訪問下さった皆様、
「nice!」下さった皆様、コメント下さった
hamaさん、本当に有難うございました。
消えそうで消えないこのテキトーなブログ
が、今もこうして続けていられるのも
皆様のおかげだと感謝の気持ちしかござい
ません。今後ともご指導ご鞭撻のほど
よろしくお願いします(-_-)/~~~ピシー!


・・・というわけで、今回は昨年他界した
父の一周忌企画記事の続編として、昨年の
初七日と先月、共に帰省した時の写真を
載せながら、子供の頃、父と散歩した懐か
しい場所を巡ってゆきたいと思います。

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夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれに さまよう♪

いきなり「ダレトクヒメジツアー」の写真
と間違えとるやないかいっ!
…ではなくて、
コロナ禍のため5月に行われた父の一周忌
に参加出来なかったのですが、県またぎの
移動の緩和にともない、先月半ば、一ヶ月
遅れで私だけ車で帰省したのですが、
その際、高速料金を浮かすために、従来の
鳥取→岡山→神戸の高速ルートではなく
鳥取→姫路→神戸の、
ダレトクヒメジツアールートを通りました。
急いでいたので残念ながら変身ニャアコ
を同伴出来なかったのが悔やまれます。

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帰省の前日は夕方に滝のような豪雨があり、
峠道とか大丈夫かなと心配でしたが、当日
は御覧の通り見事な快晴。
すこしでもガソリン代を浮かすため
(そんなんばっかりやんけw)
窓を全開にして、いつものダレトクツアー
の田舎道を走ると風が気持ちよくて
マイナスイオンを浴びながらの快適な
旅路でありました。

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結局、途中から高速に乗ったので、時間が
かかった割にはたいして節約にならなかっ
たけれど、ダレトクツアーを兼ねて無事に
神戸の家に到着。
本当は着いてすぐお墓参りに行く予定だっ
たのですが、都合により翌朝に変更。
妹が録画してくれてた志村けんの追悼番組
を見てました。

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↑ これは観た方も多いと思いますが
2001年の「ふたりのビッグショー」の
再放送ですね。
このころのジュリーはちょうどいい感じに
恰幅が良くて、この辺でストップしてれば
…って感じでした。
志村の追悼番組は全くテレビで見てなかっ
たので、あらためてもう彼はいないんだな
と録画を見ながら痛感しました。

翌日も有り難い事に快晴だったので、
涼しいうちにと朝7時半ごろにお墓参りに
出発。
父方、母方、両方の墓掃除も済ませて来ま
した。木陰に吹く風が爽やかで心地良かっ
たです。

夜にこっちに戻るまで時間がだいぶんある
ということで、昼飯のあと父を偲ぶ散歩
ツアーへ。
去年、葬儀に来てくれた、好奇心と行動力
が異常に旺盛で、じっとしていられない
アクティブな叔父が買って置いていって
くれた自転車に乗って出発~

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まず最初は神戸中央体育館 ↑
そして道路を挟んでこちらは
神戸文化ホール ↓

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通っていた小学校や中学校が近くという
こともあり、何度かこの施設を利用した
思い出があります。
ちなみにこの2枚は去年撮った写真です。

文化ホールからちょっと上がったところに
あるのが、大倉山公園

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公園と言ってもメッチャでかくて、要塞
みたいな雰囲気の案内板(笑) ↓

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自転車は乗り入れ禁止なので、下の図書館
の駐輪場に停めました。
家から近かったにも関わらず、ここに来る
のは30年ぶりくらいだろうか…

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よく見ると、神戸にある公園なのに福岡県
だの栃木県だのという名前がありますが、
これは先程の案内板の写真に書かれている
ように(読めねーよ)、かつてこの市内に
住んでた他県からの移住者の方々が、自分
たちの故郷を忘れないために、各県の特徴
をイメージして造られたそうです。

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↑ 妻の実家の宮崎県

47都道府県、全部あるんかなとおもいきや
なぜか35県しかないという(笑)

ここもよく子供の頃、徒歩や自転車で父や
妹と遊びにきました。

あの頃とほとんど変わってなくてちょっと
嬉しかったです。


全部描いちゃうと中途半端な長さになるの
で次回、後編につづく

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幻の遊園地 [雑感]

「風早園で売ってた土産物辺りが手に入る
 といいんだろうけどなあ。絵はがきとか
 妖精の城の置物とか、壁に飾る三角の旗
 とかあったんだけどねえ。
 あの辺は、街の骨董屋に出てきても、
 ネットオークションに出品されても、
 あっという間に売れたり落札されてしま
 うから、ゲットは難しいわなあ」

「人気商品なんですね」

店長はうんうんと頷いていいました。

「あの遊園地に、大事な思い出がある人間
 が、それだけたくさんいるってこと
 だろうな」

ふう、と哲也がため息をつくと、店長は
その肩を軽く叩き、笑っていいました。

「コンビニたそがれ堂に行けばあるかも
 しれないな。うん、あそこならきっと
 あるだろう」

「--たそがれ堂?」


村山早紀「コンビニたそがれ堂」
”神無月のころ” 幻の遊園地より



父が永眠し、一年が過ぎた。

コロナウィルスのおかげで、実家の神戸に
帰省できず、一周忌にも顔を出せなかった。
現在、仕事も自宅待機中で時間だけはある
ので、せっかくだからこのブログに思い出
を書くことで、亡き父を偲ぼうと思う。

父は愛情表現が苦手な人だった。

母が過保護・過干渉の毒親系だったのに対
し、何事にも一切、口出ししなかった。
「グリーン グリーン」の歌詞のように
この世に生きる喜び そして悲しみのことを
語り合うこともなかったし、かと言って
人生の大切な事を背中で語るタイプでも
なかったが、その分、物を買い与えて愛情
を満たしているようなところがあった。

自分が子供時代に複雑な環境で寂しい思い
や不自由をしてきた分、息子や娘には
人並み以上に幸せになってもらいたいと
いう気持ちが強かったのかもしれないが、
接し方がよくわからなかったのだろう。

酒も飲まず、社交的でもなかったが、
外出するのは好きで、小さい時からよく
2人で近所を散歩したり、自転車で
ちょっと遠出したり、家族で旅行したり、
色んなところへ連れて行ってくれた。


今から40年ほど前の私の子供時代、
兵庫県民にとって遊園地と言えば
「宝塚ファミリーランド」と
「甲子園阪神パーク」が
定番の2強だった。

阪神パークは小学校の頃、毎年、夏休みに
友達や従兄弟を連れてプールに行くのが
我が家の行事だった。

宝塚ファミリーランドは、まだ幼稚園に
入る前だったか、恐竜の催し物があって、
動いたり鳴いたりする大きな恐竜たちの
展示物が怖くて、泣きわめいていた記憶が
、うっすら残っている。

阪神パークもファミリーランドも、今は
もうない。
私や、かつて訪れた人々の心の中にのみ
存在する「幻の遊園地」になってしまった

今にして思えば、当時は週休2日なんて
なくて休みは日曜だけなのに、唯一の休日
にさほど身体が頑丈でもない父が、家族や
私を色んなところに連れて行ってくれたと
いうのは、不器用な父の愛情だったのだと
あらためて思った。

晩婚で、ようやく出来た最初の子供という
ことで、3つ下の妹よりもだいぶん甘やか
された。末は博士か大臣か、と期待もして
いたのだろうが、全く応えられなかった
どころか、親孝行らしいこともほとんど
出来ないまま、父は旅立ってしまった。
あの頃の事を少しは覚えていてくれてた
だろうか。

残った母には、生きてるうちに、感謝を
形であらわせるように心掛けたい。

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当時の恐竜博のパンフレット

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結構、本格的です

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1972年!実は全く同じものをもっている
のですが、当時の幼かったワタクシめが
ボロボロにしてしまっていて、しかも
どこにあるのかわからないので、数年前
ヤフオクにて入手しました。
特筆すべきは保存状態の良さ!
しかも当時の入場券の半券まで一緒に
入っていたという。
今回、タイトルを拝借させていただいた、
たそがれ堂の作中の内容を実体験!

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阪神パークといえば「レオポン」
こちらもヤフオクで入手。

せっかくタイトルを「幻の遊園地」に
したのに、遊園地のことはほとんど
書かず、中途半端な記事になってしま
った・・・
「幻の遊園地」は、コンビニたそがれ堂
通算5冊目にあたる「神無月のころ」の
中の一遍です。
同じ団地に住む、おばあさんの遠い日の
約束と罪滅ぼしの為に、風早の街の
コンビニの店員の青年が、商売ガタキ
(?)である、たそがれ堂へと迷い込み
、その昔、存在した遊園地、風早園の
「有効」なチケットを手に入れます。
かつて子供の頃、その遊園地で果たす
はずの約束が叶わぬまま年を重ねた
おばあさんは、青年から今はもう存在
しないあの風早園のチケットをもらった
その夜…

機会があれば、ぜひご一読を。


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感謝と尊敬を込めて
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2020年の挑戦 [雑感]

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2020年はケムールイヤーになるはずだった…

…はぁ?
ただでさえコロナで皆イライラしてるのに
わけわからんこと言ってんじゃねー
このハゲー!

あ、いやいや、まあちょっと聞いてくれ。
「2020年の挑戦」
という言葉で何を連想しますか?
オリンピック?
いえ、「2020年の挑戦」といえば

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これですわ

「2020年の挑戦」(何回言うとんねん)
これは日本特撮史上…いや、日本のドラマ
全般の中でも燦然と輝く珠玉の名作
「ウルトラQ」の第19話のタイトルなので
あります。

人間が突如、次々と消えてゆく怪事件。
それは500歳という肉体の老化に
耐えられなくなったケムール星の
ケムール人が地球人の肉体を強奪すべく
計画した誘拐作戦なのであった。

主人公・万城目淳たちの活躍でケムール人
は倒され、誘拐されていた人々も無事に
戻って来てめでたしめでたし・・・
と、思いきや!
最後の最後におよそ子供番組とは思えない
ブラックユーモアなラストが(笑)

ウルトラQは今から54年前の1966年に放映
された特撮ドラマですが、まさに
「原点にして頂点」の言葉に相応しい奇跡
の作品です。
30分に凝縮された深いストーリーも
もちろんですが、登場した怪獣や宇宙人の
デザインがもう、神がかってるとしか
言いようのない秀逸さですよね。
カネゴン、ガラモン、ぺギラ・・・
不世出のデザイナー成田亨 氏が生み出した
愛すべきモンスターは、半世紀を越えた
現在も多くの人を魅了してやみません。
Wiki情報によれば、このケムール人は
特に成田氏のお気に入りとか。

・・・で、何が言いたいかというと
ホントだったら今年は東京オリンピックの
熱狂とともに、この2020年の挑戦も再び
脚光を浴び、日本の文化は萌えアニメや
ロリコンのエロ漫画だけじゃなく、世界に
誇れるデザイン、造形があるのだ!と評価
されるはずだったのに~…という、願望と
いうか妄想です。

しかし、現実はオリンピックは延期となり
ケムール人よりタチの悪いウィルスと、
それによって炙り出された愚かな人間の
自己チューな醜い行動によって、世界が
危機を迎えて、違う意味で2020年の挑戦に
なってしまいました。

沢山の人の命が失われ、ほとんど全ての
イベントは中止、延期になり、世界中が
いまだ先の見えない現状にパニックに
陥っている状態です。

限界を越えて最前線で戦って下さってる
方々に感謝を忘れず、せめて足手まといや
邪魔にならないよう、心掛けて生活したい
と思います。


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これは本当に現実の出来事なんだろうか [雑感]

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2020年が始まって四分の一が過ぎた。
今年は本来なら東京オリンピックの年になる
はずで、期待と喜びの年明けだったはずが…

まさか世界中がこんな大変な状況になろう
とは、誰も想像出来なかっただろう。

そして昨日、志村けん さんが亡くなった。
信じられない。
何だかもう、どこまでが夢で、どこまでが
現実の日常なのかわからなくなる。

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せめて、このブログを見に来て下さる皆様が
守られますように、厄災よけとして水木先生
のアマビエの絵を載せておきます。

でも、神頼みのその前に・・・
自分自身も、そして周囲の人達も大切にする
為に、出来る努力はお互い頑張りましょうね
。そしてお互いを労わりあって、この
未曽有の脅威を乗り越えましょう。


イロドリウサギ&ニャアコ
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