さあ出発だ、いま陽が昇る [ダレトクヒメジツアー2016]
出発当日・朝
「おお、なんて美しい朝焼けだ」
「ふぁ~ぁ・・・今、何時?」
「午前5時すぎ」
「え!? もうこんなに明るいの?
いい天気になりそうね」
「春も終わって、ちょっとずつ夏に近づいてくって
感じだなあ。よし、
さあ、出発だ ♪ いま、陽が昇る ♬
行こう、アメディオ!」
「誰がアメディオやねん。
なんでお猿さんになってんのよ、失礼ね」
10分後・・・
「行こう、アメディオ!・・・は、いいけど、ここ
あなたの仕事先の病院じゃないの」
「フフフ・・・仕事先っていうとまるでドクターか
看護師みたいに聞こえるけど、実は単なる病院の
掃除のオッサンやねんけどな。
ちょっと一時間だけ働いてくるから車の中で
待っといてくれよ」
一時間後・・・
「いや~お待たせお待たせ
今度こそホントの出発やで!ア・・」
「アメディオって言ったら引っ掻くわよ」
そんなこんなでようやく1年ぶりの、記事としては
2年ぶりのダレトクヒメジツアーに出発したイロドリと
ニャアコであった。
「しっかしいい天気だなあ
出勤ラッシュの渋滞にも巻き込まれずに
日本海を眺めながら快適なドライブなんて
ちょっとした贅沢だな」
「そしてBGMが圓生師匠の落語という、この
何とも言えないシュールさ・・・
なんでビジンダーの時みたいに80年代の洋楽とか
流さないのよ」
「ガハハハハなんかすっかり
企画的に ”ニャアコ=落語” ってイメージに
なっちまったな。
(ちなみに記事にならなかった去年のBGMは中島みゆき)
今回は弟子の圓窓師匠も借りてきたんだけど、
なんと、師匠と弟子が同じ演目を演じてるんだよ。
同じ噺でもそれぞれの味があって、さすがは名人
って感じだな」
「私にとっちゃ文字通り ”猫に小判” だけどね」
朝日に煌めく日本海を臨みつつ、圓生・圓窓師弟の
落語を聞き比べながら車は走り、ダレトクツアーの
最初の道の駅「はっとう」へ
「・・・中途半端に人が多くて、どうも写真が
撮りにくい雰囲気だな」
「ただでさえ不審者みたいなビジュアルなのに
今ここで私の写真撮ったりしたらイロドリちゃん
完全に変質者確定みたいになっちゃうわね」
いつもはこの「道の駅」の駐車場のすぐ上にある公園で
写真を撮るのだが、この日はなんと先生に引率された
女子中学生が数人、公園と道の駅のゴミ拾いの
奉仕作業に来ていた。
さすがに気まずいのとゴミ拾いが終わるまでの
時間稼ぎで、駐車場内で車の場所を変えていくの
だが、タイミング悪く移動する先々でイロドリの車の
周りのゴミを拾いに来る学生たち(笑)
奉仕作業の一行が道の駅を去った時には、結構な
時間が過ぎていた。
で、仕方がないのでとりあえず一枚
「しゃあねえな、帰りにもう一回寄るか」
「なんだか、先が思いやられるわね」
(つ・づ・く)
2016-06-18 21:28
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