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雑感 「耐えて、咲いて、そして散って」 [雑感]

冬の終わりと春の訪れを告げる花といえば、梅か桜・・・ですよね。

でも私にとっては木蓮の花が「春の使者」の象徴なんです。

(な~んでかは、雑感 「木蓮の思い出」を見てね [黒ハート]


で、毎年、木蓮が立派に咲き誇るお気に入りのスポットがあって、今年も

まだかまだかと楽しみにしてたんですが、4月になっても寒い日が続いて、

ようやく蕾から花開いたと喜んだのも束の間、開ききった瞬間に今度は

連日の春の嵐の波状攻撃によって呆気なく散ってしまいました。


フツー、木蓮って開ききった後、あの美しい蛍光イエローからは想像出来ない

赤紫の玉葱の皮みたいになってぼろぼろと地面に落ちてゆくんですけど、

今年は変色する間もなく、「風に千切り落とされた」みたいな感じで散って

しまいました。


蕾の期間が長くて、あの寒さに耐えてやっと咲いたら僅か数日で散る。


果たして今年の木蓮の花は (あくまでここの場所に限ってですけどね)、

不本意な形で終わってしまったのでしょうか・・・


いや、そうではないと思います。


たまたま満開に咲ききった日が気持ちのよい晴天だったので、写真を

撮っておこうと仕事の帰りに寄ってみると人が居たので、この木がある

敷地の所有者の方かと思って、撮影許可をもらおうと、

「すいません、この木、写真に撮ってもいいですか?」と尋ねると

「いやいや私も撮りに来たんですわ」 との返答。

よく見ると立派なカメラを持っておられた。

で、2人で「キレイですよねー」と言いながら、ようやく満開になった

木蓮を写真に収めたのでした。


そして、それからわずか数日ですべて散ってしまった。


そう、蕾の期間の長さに比べて花が咲いていたのはわずか数日・・・。

でもその、与えられた環境の中で精一杯に生きて咲いた一瞬の

その姿に、少なくとも何人かの人が癒され、勇気づけられたのです。


人の人生もきっとそうなんだと、ふと思いました。


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そういえば今日、5月2日は hide さんの命日ですね。

ちょっと「HURRY GO ROUND」を意識して書いてみました。


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