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時は流れて

前日9月17日は息子の12歳の誕生日でした。

12年前といえば米国の同時多発テロが起きた年ですね。

里帰り出産のため九州に帰っていた妻の実家で見た臨時ニュースの第一報の、

高層ビルに旅客機が突き刺さっていた映像の、あまりに現実離れした印象と、

それが事故でなく人間の悪意によってなされた行為であると知った時の戦慄、

そして世界はこれからどうなるのか、2歳の長女と身重の妻、生れてくる第2子は、

この先、無事でいられるのかという不安な数日間は今でも忘れられません。


息子は予定日を一週間以上過ぎても出てくる気配がなく、どうやら頭が妻の骨盤

だか何だかにひっかかってるとかで、これ以上待っててもよくないので、明日、

帝王切開で取り出すことにしましょう、ということになって、その日の夜、翌日の

手術の準備をしてる最中に陣痛がきてギリギリ自然分娩で生れてきました。

同時多発テロが起きてから6日後のことでした。


あれから12年・・・

この間の日曜日、小学校の6年生の担任と子供会の保護者主催で6年生全員が

「親子で学校で一泊する」という企画が行われました。

土曜日の昼過ぎに学校に集って、昼は運動場で遊んだりゲームしたり、夜は

校内で肝試ししたり、皆で晩御飯食べたりして体育館で一泊したようです。

低学年以下の弟や妹も参加していい、ということだったので、小3の次女が妻と

一緒に参加し、中2の長女と私は留守番してました。

まあ6年生全員といっても2クラスしかないので実現した企画なんでしょうけど・・・

で、私は最後まで参加しないつもりだったのですが、日曜の朝、妻が急に早出の

仕事が入ったということで、体育館での朝食と終わりの会(閉会式みたいなもん)

の、わずか2時間ほどだけ妻と交代して参加してきました。

親同伴の臨海学校の校内バージョンみたいな感じで、私が小6の時なんて絶対

親とこんなんせんかったぞ、とか思ったりもしましたが、きっと息子たちにとって、

親や友達と学校で夜通し遊んだり、協力して食事を作ったり準備したり、寝泊り

するのもいい思い出になったことでしょう。

現在、中2の長女がこの小学校を巣立つ日の卒業式でも、しみじみ思ったのです

が、やはり人間というのは親だけでなく沢山の人の愛情を受けて育ってゆくもん

なんですねー。

ウチの子も、他所の子もこの世にたった一人しかいない、大切な存在なんだと、

あらためて実感します。

息子がこの先、どんな人生を送り、どんな仕事に就くのか分かりませんが、

自分の命も他人の命も大切に思える、そしてニャアコ一家と一緒に暮らすことによって

人間以外の命たちも慈しむことの出来る男になってほしいと願ってます。

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yes_hama

同時多発テロ、私はテレビをつけて最初に見た映像がビルから煙が出ていた映像だったのですが、それを見た瞬間スケール感がまったく分からず、「なんで墓石から煙が出ているの?」と目を疑いました。それほど現実離れした映像でした。
学校で親子と一泊、夜はスリルがありそうですね。^^;
by yes_hama (2013-09-21 20:31) 

青竹

テレビの映像を見たとき、それが現実のこととは思えず
映画か何かのシーンのように漠然とした思いで眺めていました。
宗教が起こしたテロリズムは、指導者は安全な後方にいて若者に犠牲を強います。とても許せない気持ちが湧きあがってきたのを覚えています。

by 青竹 (2013-09-22 12:13) 

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