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この子らの幸せは・・・ (ニャアコの回顧録・平成24年4月) [ニャアコの回顧録]

今年2月の、最も寒い時に生れた5姉弟

1匹はたった2日で天国に行ってしまったが、その兄弟の分まで4匹は頑張って

寒い冬を乗り切り、ようやく春を迎えた。

果たしてこの「おはぎ4姉弟」を離れ離れにすることなど出来るだろうか・・・


貧乏一家にとって経済的な問題はもちろんのネックになってはいたが、それ以外に

考えさせられることもあった。

もし、ものすごい猫好きで経済的にもゆとりのある人に引き取ってもらえたら、

定期的に検診なんかにも連れて行ってもらえるだろうし、ウチよりももっと大切に

育ててもらえるかもわからない。 これから先、ウチで過ごしたとしても最低限の

食べ物と寝床と家の中での安全という「外よりはマシ」程度の生活だろう、

兄弟離れ離れで可哀想というのは人間的な考えであって、いざ環境が変わっても

猫はきっと順応するに違いない、そうしたらやっぱりこの子たちにとっては、

その方が幸せなのかもしれない・・・いろいろ考えた。


こうして里親探しがはじまった

しかし本当に大切に育ててくれる人にしか渡したくなかったので範囲は狭かった。

夫婦お互いの職場の人か、その知人、もしくは子供の友達で親がちゃんと納得して

受け入れてくれる家庭。

希望者が現れたら直接会いに行って信頼できる人かどうか確かめようと決めていた。

そして、もし該当者が現れなかった時は運命だと思って4匹全部ウチの子として

育てよう。

ビラをつくって職場の休憩室に貼った。


この時、生後約2ヶ月

ほとんど同じ容姿なので誰が誰だか見分けがつかなかったが 皆、可愛かった。

里親希望者が現れたら、その人に選んでもらうことにしていた。

こんなことを書くと他の3匹に怒られるが、全員真っ黒な4姉弟のうち、唯一

ひと目見ただけで違いがわかり、やんちゃで愛嬌があってニャアコとは似ても

似つかない例の団子尻尾の子は手元に置いとくつもりだった。


里親に現れて欲しいような欲しくないような複雑な心境のまま、なんの変化もなく

数週間が過ぎていった。


(つづく)

P1000966.JPG

「里親になってくださーい」の ビラに使用していた写真











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コメント 3

koume

兄弟離れ離れになっても、それぞれに順応していくんでしょうけど…。
うちも、桜と桃の姉妹は、二人揃って迎えてしまいました^^;;
離れ離れにさせるのは、可哀想に思って。。。
ちっちゃい写真可愛いですね~。
里親さんに現れて欲しいような、そうじゃないような…。
現実4匹は大変でしょうけど、愛情沸いちゃいますよね。
by koume (2012-10-30 18:29) 

みぃにゃん

里親探す努力されてるのは素晴らしいです。
心のない人は公園のごみ箱に捨てたり、保健所へ段ボールにいれてまるで荷物みたいに持っていたりあおt捨てたり・・などモラルのない事を聞く中、素晴らしいと思います。お知り合いの方が良いでしょうね。
最近は猫の里親詐欺も全国にあると聞きますし。
最悪里親見つからなかったらメス猫だけを避妊手術して雄猫も外へは出さないって事が一番大切でしょうね。

by みぃにゃん (2012-10-31 00:16) 

青竹

猫はそれほど兄弟と離れても寂しがらないという
人もいますが、今まで猫と接してきた経験からすると
やはり兄弟に対しては他の猫とは違う親近感や
心を許す気持ちを持っていると思います。
どうしても手元に置きたかった子はチイですね。
by 青竹 (2012-10-31 14:10) 

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