SSブログ

無念が「願い」を光らせる・・・・・・! [はたらく おっさん]

昨年の「雑感・赤木しげるの言葉」という記事で、一度使わせていただいた

「アカギ」こと、赤木しげるの名言のひとつです。

最近、また、つくづくこの言葉が身に沁みる日々を送っております。


8月のお盆の日帰り帰省で散々な目に遭ったのがケチのつきはじめだった

のか(詳しくは「知らない場所へ帰りたい」の記事を見てね[黒ハート])、あれ以来

考えられないような厄災が仕事でも家庭でも立て続けに起こり、ほぼ毎日、

破損・謝罪・弁償・故障・修理・病気の”ヘビーローテーション”で、それに

伴う出費も信じられない金額になってしまい、私自身が後厄ということもあって、

「ワシ、ひょっとして無事に年を越すことが出来ないんじゃねえか?」

と真剣に恐怖を感じておりました。

もちろん、私が不注意で招いた自業自得な結果もいくつかはあるのですが、

日々の災難のほとんどが、ちょっと今まで経験したことがないような、

あるいは常識では考えられないようなものが毎日のように連発していたため、

危うく心が折れて自暴自棄になってしまうところでした。


そんなある日、ずっと願い続けた「ある夢」が叶ったのでありました。


その叶えられた「夢」は、これまでの信じられない不条理や理不尽を全て帳消しに

しても、まだお釣りがくるぐらいの幸せと喜びを与えてくれ、かつて赤木が語った

「今ある現実と合意すること、不本意と仲良くしながら願いを持ち続けること」の

醍醐味を実感させてくれました。


しかし、心が折れることなく願いを持ち続けることが出来たのは、どん底の

惨めな立場を支え続けてくれた、「ある存在」がいてくれたおかげなのです。


その人は、家族やニャアコ以外で唯一、私の苦しい立場を理解してくれて、

励ましたり冗談を言ってからかったり、飲み会に誘ってくれたりしました。

仕事に関しては、今やほぼ全員が敵かそれに近い壊滅状態の孤独な中、

その人の存在はまさに「地獄に仏」だったのです。


・・・が、信じられないことに私の願い続けた夢が叶ったその日、その人は

まるで別人になってしまったかのように、露骨に態度を豹変するように

なりました。


勿論、その人は私の夢が何なのかは知りませんし、当然、それが叶った

ことも知るはずはありません。

これがもし、徐々に疎遠になった・・・とかだったらまだ理解出来るのですが、

よりによって、嬉しい知らせが届いたその日からその人は突然、私を避ける

ようになったのです。

私はもともと人間嫌いなところがあるので、孤独には耐えれるほうですが

昨日まで親切にしてくれていた人が理由もわからず去ってゆくというのは

さすがにキツいです。

もともと直接一緒に仕事してるわけでもなく、私の夢のことも全く知らない

その人が何で私のことを支え、励ましてくれていたのかという自体が

謎だったんですけどね・・・。

きっと、自棄になることなく願いを持ち続けて理不尽な災難を乗り越えて

ゆけるよう、そういう人物を遣わせた天の配剤だと自分に言い聞かせては

みたものの、それはまるで願いが叶った瞬間、その代償として魔法が

解けたかのようなドラマ顔負けの極端さでした。


辛いことのほうが多い毎日。

夢なんて年をとるたびに捨てていかざるをえない日常。

願いを叶えるために頑張って、叶ったらさらに大きな試練が訪れ、また

願いを持ってそれを叶えるために毎日を頑張る・・・

その過程で奇跡的に自分を支えてくれる人が現れ、去ってゆく・・・

きっとこれからの人生もこんな感じの繰り返しなんだろうと思います。


「愛していた・・・無念を・・・!」

天才・赤木しげるが死の間際に語った言葉の意味は、もっと崇高な

内容なのかもしれませんが、本当に辛い時、アカギのこの言葉を

思い出すと、たった一度の人生、試練も楽しんで越えてゆこうという

勇気が湧いてくるのです。

(おしまい)









































nice!(7)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 7

コメント 1

青竹

ほんのちょっぴり復活です。
人生は理不尽なことが多いですね。
それでも必要な時に必要なものが備えられているような
気もします。
去る者は追わず、その人にも何か理由があったのでしょうが、宮沢賢治のかまねこの物語を思い出しました。
辛いことも多いことと思いますが、どんな辛いこと苦しいこともいつかは必ず終わると信じてくださいね。
by 青竹 (2013-10-13 12:00) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。