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忍び寄る悪意 (ニャアコの回顧録・6月) [ニャアコの回顧録]

平成24年6月

イーライの放尿癖に頭を痛めつつも春から初夏にかけて、4姉弟はスクスクと育っていった。

冬の寒さが嘘のような、生命の息吹に満ち溢れた眩しい季節の到来だった。

小学校を卒業するまで自転車に乗れなかった長女も、さすがに中学校に入学すると

広がってゆく行動範囲や、通学のカバンの重さに徒歩では対応出来なくなり、家の前の

空き地で自転車に乗る練習をしていた。

その光景はまるでドラえもんの「ウマタケ」の話で、外が暗くなるまで自力で傷だらけアザ

だらけになりながら竹馬の練習をしている、のび太のようだった。

そしてその姿を、リードに繋いだニャアコと一緒に日が暮れるまで見守るのが帰宅後の

私の日課になっていた。


相変わらず我が家は貧乏ではあったが、家族も病気や怪我をすることもなく慎ましやかに

過ごしていたのだが、唯一心配のタネがあった。


職場のことである。


「はたらくおっさん編」で書いてきたように、私は現在、清掃会社に勤め、某総合病院に

派遣されて朝から夕方まで10数人のパートさんを指示しながら院内の清掃の責任者として

働いてるのだが、まるで清掃員を奴隷のように酷使する病院職員や、契約を切られるのが

怖くてその惨状を見てみぬフリをする会社に耐え切れず、着任したばかりの「違いのわかる」

新・看護部長に直訴し、紆余曲折の末に「労働条件の改善」を去年の1月に勝ち取った

ばかりだったが(詳しくは「はたらくおっさん編」を見てね[黒ハート])、なんともうその直後から

1人のパートの異常なまでに歪んだ悪意によって私の知らないところで職場が蝕まれて

いっていたのだ。

そしてそれは年が明けた平成25年の現在になってもまだ解決しておらず、今度はもう

私が辞める覚悟で、近々、会社と対決することになっている。

どのような結末になるかはわからないが、ケリがついたら「続・はたらくおっさん編」として

記事にしようと思う。

(つづく)
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コメント 1

のらん

人間関係つって、ほんとにイロイロありますからねぇ。
なんだか不穏な成り行きのようですが、irodoriusagiさんの努力が報われるよう、微力ながら応援させていただきます!!!
by のらん (2013-02-02 16:50) 

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