動物病院へ(最終話)
「○○さん(私の名前)、どうぞー」
順番が来て診察室からお呼びがかかった。
「よし、ハチいくぞ」
「ニャーニャーー」
さすが元、弁当屋の店舗だけあって診察室の中も、こじんまりと
していたが小さいながらも雰囲気はあった。
先生は女性で穏やかな感じだ。
中に入ってキャリーから出してもハチは警戒して落ち着かず鳴き続けた。
脚が折れてるのも含めて、「現在これこれこんな感じです」
と説明し、体重を量ってもらったり目や歯を診てもらったりしたが
肝心な寄生虫の検査は、やはりここに来るまでに排泄してしまっていた
らしく、突っ込んだ棒に便が全く付着してなくて判断不可能だった。
折れてる脚は、骨が完全に露出しない限り、切断までは必要ないが
元に戻ることもない、と言われた。
意外だったのはハチがまだ若い猫だということだった。
艶々した黒い毛の中に白髪がちょくちょく混じっていたので、てっきり
お婆ちゃんかと思っていたが、実は推定6~7才らしい。
苦労してきたんだねえ・・・って、そういうわけでもないか。
結局、一番聞きたかった寄生虫の件は、また後日という事になり
ちょっと風邪気味みたいなので飲み薬を出してもらって病院を後にした。
まあ蚤や虱も見つからなかったし寄生虫も多分大丈夫だろうと信じて
見切り発車オーライでそのまま現在に至っているのだった。
(次回、改名「ハチ」から「ニャアコ」へ、につづく)
順番が来て診察室からお呼びがかかった。
「よし、ハチいくぞ」
「ニャーニャーー」
さすが元、弁当屋の店舗だけあって診察室の中も、こじんまりと
していたが小さいながらも雰囲気はあった。
先生は女性で穏やかな感じだ。
中に入ってキャリーから出してもハチは警戒して落ち着かず鳴き続けた。
脚が折れてるのも含めて、「現在これこれこんな感じです」
と説明し、体重を量ってもらったり目や歯を診てもらったりしたが
肝心な寄生虫の検査は、やはりここに来るまでに排泄してしまっていた
らしく、突っ込んだ棒に便が全く付着してなくて判断不可能だった。
折れてる脚は、骨が完全に露出しない限り、切断までは必要ないが
元に戻ることもない、と言われた。
意外だったのはハチがまだ若い猫だということだった。
艶々した黒い毛の中に白髪がちょくちょく混じっていたので、てっきり
お婆ちゃんかと思っていたが、実は推定6~7才らしい。
苦労してきたんだねえ・・・って、そういうわけでもないか。
結局、一番聞きたかった寄生虫の件は、また後日という事になり
ちょっと風邪気味みたいなので飲み薬を出してもらって病院を後にした。
まあ蚤や虱も見つからなかったし寄生虫も多分大丈夫だろうと信じて
見切り発車オーライでそのまま現在に至っているのだった。
(次回、改名「ハチ」から「ニャアコ」へ、につづく)
2012-03-30 22:50
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