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動物病院へ(その6)

ハチを連れて動物病院に行った時の事を思い出しながら、これを
書いているが、実は動物病院に行くのは今回が初めてではなかった。

今から数年前、パチンコ屋で仕事をしていた時、店の駐車場の植え込み
から、けたたましい鳥の鳴き声が聞こえるので見てみると、小さな鳥が
鳴きながらバタバタともがいていた。

5メートルほどある店のガラスに激突したのか首が折れているみたいだった。

仕事中だったこともあり、どうすることも出来ず、とりあえずバケツに入れて
保護していたが、仕事が終わるまで生きていたので車で1時間かけて
帰って近所の動物病院に連れて行った。

そこは昔からある本格的な動物病院で、一般の病院と変わらないくらい
立派だった記憶がある。

素人が見て、首が折れてるみたいで多分助からないだろうと思いながら
事情を説明し、駄目もとで診てもらった。
多分、厳しいが手術しますと言われた。

図鑑に載ってるような綺麗な鳥だったので、もし奇跡的に回復したら
家で飼おうかなと思ったりしたが、怪我などで保護した野鳥は、治ったら
自然に返さないといけない決まりだかなんだかがあるらしくて、回復したら
病院のほうで野生に戻すという条件で手術代は請求しないということだった。

翌日、「手術したが、やはり無理でした」 との電話があった。


あれだけ長い時間、苦しい思いをして結局助からないなら、あのまま放って
おいてカラスに喰われたほうがまだマシだったのだろうか、と複雑な気持ちに
なった苦い思い出だ。

(つづく)






















































































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