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乾いた大地 [はたらく おっさん]

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もしも 夢があるのなら
すてよう 今は つらいから
明日の生命 (いのち) を つなぐため
今日と いう日が消えてゆく

「乾いた大地」作詞:井萩 麟 / 作曲:馬飼野 康二


これは今から20年以上前にやってたアニメ
「戦闘メカ ザブングル」のエンディングテーマで
串田アキラさんが歌ってました。いい曲です。
2番の歌詞ですけど。

で、何の話やねんというと・・・


先月1か月で、パートのおばちゃんが2人も
辞めてしまい、ただでさえ人手不足だったウチの
職場は大変なことになってまして、責任者である
ワタクシ自ら清掃用カートを押しながら病室掃除
からトイレ掃除などをやらせていただいとるわけ
なのですが、何というかアレですね、病棟では
20代のうら若き看護師や看護助手の方々が
医療器具を携え、テキパキと各病室を駆け回り、
60代のベテランナースや師長自らが患者さんの
体拭きや食事の介助を手伝ってるという光景の
中で、働き盛りのいい年をしたオッサンが
延々とトイレ掃除をやっとるわけですよ・・・
申し訳ないというかなんというかね・・・

ふと、向こうのほうを見ると、前述の記事
「あんたこの底辺職場どう思う」で登場した問題児
マサル君が、これまた清掃カートを超スローモーな
動きでノロノロと押しながらブツブツ独り言を
言いつつゴミを回収して回っておりました。

まあ、別に私も毎日毎日トイレ掃除だけをやってる
わけでなく、1現場の責任者として、働いてくれてる
おばちゃん達が仕事しやすいようなシフトを組み、
誰かが院内でヘマをしたり物を壊したりした時は
代わりに怒られ、マサル君のように意欲はあっても、
ちょっと問題を抱えてるような子や、障碍者枠で採用
されて来ている人たちを差別することなく平等に扱い
つつ、尚且つ彼女たちが問題が起きないように、無い
知恵を絞り、ちっぽけな心を砕きながら配慮しておる
わけです。

誰からも感謝されることなく、更に1円の手当がつく
わけでもなく、病院側や会社からの理不尽な要求と、
パートのオバハン達の完全に「甘え」としか言いよう
のない日々の不平不満や要求の板挟みになりながら、
現場を護ってるという僅かばかりの自覚もあります。

とはいえ、この日この時の、目の前で慌ただしく
患者さんの為に駆け回る看護師さんの姿は本当に
輝いて見え、対照的に、次から次へとほぼ100%の
割合で汚れてる便器と格闘しつつ、女子トイレの
掃除の際には、リハビリの若い理学療法士の
お姉ちゃんに変質者を見るような視線を向けられ
ながら、トイレットペーパーの補充をしてゆく
自分の姿が何とも卑小に感じられたのでありました。


若いころは、何か、人の役に立つ人間になりたいと
希望に燃えていたはずなのに、今では日々の生活の
為に神経と体力をすり減らしながら日銭を稼ぐような
人生・・・
一体どこで間違ってしまったのか、いや、もともと
「その程度」の人間でしかなかったというだけの
話ではないか。

そう開き直って、連日の人手不足による便所掃除の
繰り返しにも慣れ、聞こえない程度に鼻唄で
レインボーマンの「死ね死ね団の歌」なんかを
歌いながら働いてたある日、病院の廊下で、以前
入院していたおばあちゃんと出会った。
家が近くみたいで退院してからも娘さんに付き添って
もらってちょくちょく通院してるらしい。

「あら、お母さんお久しぶりです」

と、挨拶すると最初は誰かわからなかったみたい
だが、しばらく私の顔を眺めてから

「ああ、あんたアレやな。ビンのフタ開けてくれた
 なあ・・・」

「?」

一瞬、何を言ってるのかわからなかったが、どうやら
入院してる時に、小物か何かが入った瓶の蓋が固くて
なかなか開かなかったのを、掃除に入ったついでに
開けてあげた時の事を言ってるらしかった。
もちろん、基本的に掃除屋は勝手に患者の言う事を
聞いてはいけないので、この時は近くにいた
看護助手に伺いをたてて瓶を開けてあげた。

「よっぽど嬉しかったんやろねえ」

隣にいた娘さんが言った。


そうなのだ。忘れていた。


おばあちゃんの瓶の蓋を開けてあげたことを!

・・・じゃなくて(笑)掃除という仕事を通して、
些細な事に喜んでくれる人が、たとえ僅かでも
存在していることを。

病院に来る度に缶コーヒーを差し入れでくれる
患者のおっちゃんがいることを。

朝、玄関のロビーの拭き掃除をしていると、
「アンタも朝早くから大変やね」と言って自販機で
缶コーヒーを買ってくれた患者のばあちゃんが
いたことを。

「私ね、あなたのファンなのヨ、あなたの会社
 だったら仕事頼んでも大丈夫ね」と言って
自宅であるお屋敷のハウスクリーニングの仕事を
ウチの会社に任せて下さったご婦人がいたことを。

「あなた達はホントに縁の下の力持ちよ、この
 病院の宝よ」といつも褒めてくれてコーヒーを
御馳走してくれた看護部長がいたことを。
(どんだけいろんな人にコーヒーもらってんねんw)

「お兄さんいっつも笑いながらお仕事されてますね」
と褒めてくれた患者さんがいることを。


思い出した。

「どこかで誰かが見ていてくれる」ことを。


こんな立場になってしまったのは自分の責任であり
今更周りを見て我が身を嘆いても仕方がない。
たとえ底辺の仕事でも懸命にやって、もし誰か1人
でも喜んでくれる人がいるなら頑張ろうではないか
と思い直したのでありました。

(おわり)

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「zzzzz・・・」

話が長すぎるうえに、つまらなさ過ぎて
途中で寝てしまった謎の美少女猫

SOS底辺より [はたらく おっさん]

以前、この「はたらくおっさん」のカテゴリーで
書いた「あんたこの底辺職場どう思う」という記事の
ラストが、ウチの清掃チームの主力メンバーだった
おばちゃんが2週間も無断欠勤した挙句に挨拶もなく
そのまま辞めてしまったという終わり方だったんです
が、それがよりによって1か月の新しいシフトの初日
だったという事で、この1か月間は、もう既に
出来上がっていたシフトから常に1人足らない状態を
何とかかんとか騙し騙しで凌ぎながら乗り切ったと
いうのに、今回また1人辞めてしまった・・・。

まあ今回辞めたのは、問題児揃いのウチの職場でも
やたらズル休みやズル早退する常習犯で、しかも
常に嘘ばっかりついてるトンデモババアだったので、
ある意味では辞めてくれてホッとしてるのですが
年々人数が減ってきている我が職場にとっては
1か月に2人の脱落は、残っているメンバーの
負担を考えると結構キツイものがあります。

しかも会社はお約束の「まったく知らん顔」・・・
それどころか「応援」と称して他所の現場から
「こんな奴、絶対に来させないでくれ!」と
総スカンで行かせる場所のない社長のバカ息子を
ウチのチームに押し付けてくる始末。

他にも、どういう育てられ方したら50過ぎてこんな
性根の歪んだ振舞いが出来るねん!? と言いたくなる
「海賊とよばれた男」ならぬ「悪霊とよばれたババア」
が、責任者であるイロドリに対して何故か敵意を剥き
出しにして不平不満や悪口でパートさん達をを洗脳し
一体化を妨げ、内部から職場を崩壊させようとしたり
(5年前からずーっとです)、まさにかつてない程の
絶体絶命!
この先、果たして一体どうなるのか・・・

今後も不定期につづきます(笑)

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今回のタイトルの元ネタはこの作品です ↑
小学校の時に親戚のあばちゃんが買ってくれて、
すごく面白かった記憶が残ってます。
残念ながら現在は絶版みたいですね。


あんたこの底辺職場どう思う (後編) [はたらく おっさん]

その業者の女性が語った内容とは・・・

彼女達の仕事は病棟各階の病室で出された、患者さんが
使用したシーツなどを自分たちの会社の工場へ運ぶ為に
仕分けしたり、逆に工場でクリーニングした新しい
シーツなどを今度は病棟の各階に配ったりするという
内容で、同じメンバーが毎日3人、病院にやってきて
朝から夕方まで作業している。

まあ、我々清掃員と同じく病院の直接の職員ではなく、
下請けで派遣されてる立場ということもあってか、
3人とも皆、礼儀正しくて感じの良い綺麗な女性
なのだが、残念ながら全員子供もいる既婚者だった。
そのうちの1人にマサル君が、まるで付き纏うような
接し方をしていて気味悪がられ、最悪の場合、病院に
相談しようかという話まで出ているという。
私にその話を教えてくれたのは、リーダー格の人で
「被害」に遭ってるのはまた別の女性だった。

困った。


で、そのリーダー格の女性には、責任者として私が
マサル君によく言って聞かせますので、と約束し、
翌日、当事者の女性から直接「被害状況」を聞いた。

以前、お互いにエレベーターを待ってる間、マサル君が
何やらブツブツ独り言なのか相手に話しかけてるのか
よくわからない事を言っていたので、無視するのも
ちょっとアレかなと思って、適当に相手してると
それ以来ずっと病院内で顔を合わせるたびに話かけて
きて、しまいには帰り道まで一緒に付いてくるように
なったという。

これは確かに気持ち悪い。
一歩間違えば・・・いや、既にこの段階でかなり
ヤバい奴だ。
なぜ、仕事は出来ないのに問題ばっかり起こすのか。

後日、休憩時間にマサル君を呼んで、人のいない
ところで遠回しに・・・かなり遠回しに
「誤解を招くようなことはしたらアカンよ」と
柔らかく諭した。
彼の性格上、人妻に恋愛感情があって付き纏ってる
のではなく、あくまでも自分の話を聞いてくれる人
として接しているだけというのは、わかっていた。
ただ彼は相手がどう思ってるかとか、周りにどう
見られてるか、ということが考えられないのだ。

ここでストレートに注意して彼のプライドを傷つけて
それこそ本物の事件に発展したりしたらシャレに
ならないので、相当伝え方を工夫しながら話した
つもりだったが、どうも反応はイマイチだった。
それでも、もうこれ以上は子供のいるような女性に
誤解を招くような接し方はしないようにと釘を刺し、
何度も念を押した。


・・・で、その後どうなったかというと、最初の
2~3日はまるで自分から避けるように距離を
開けていたらしいが、しばらくすると
「ポケモンGOが問題になってるみたいですねえ」
などと話しかけてきたらしい。

ヌカに釘かよ・・・と情けない気持ちになったが
相手の女性にも、マサル君は悪い奴ではないけど
ちょっと普通じゃない子であるということと、決して
恋愛感情で話しかけてるわけではないというのを
伝えているので、以前のような得体の知れない恐怖は
薄れたので、もうちょっと様子を見てみます、と
いうことで現在は一応なんとか落ち着いている状態
なのだが・・・
なんとなんと今度はその翌日からウチのチームの
主力メンバーが2週間の無断欠勤の末に、挨拶もなく
退職するという非常事態が!

さすがにもうこれ以上は書く気力もないので
この話題はこれでオシマイ。

・・・だが、イロドリ主任の悲惨な日々は
まだまだ続く。


(おわり)
















あんたこの底辺職場どう思う(前編) [はたらく おっさん]

カテゴリー「はたらくおっさん」

それはイロドリが勤務する清掃会社が仕事に入らせて
もらっている、某・総合病院での日々を描くシリーズ
である。

現在、責任者とは名ばかりで何の権限もない主任、
イロドリの下で毎日の病院清掃の業務に勤しんでいる
メンバーは計13人。女性11名、男性2名。
そのうち2人は障碍者支援センターみたいな所からの
紹介で会社が採用した女性たちで、残りは職安を通して
やって来た人たちなのだが、時給が安過ぎるせいか、
殆ど全員が何かしらの重大な問題を抱えてて、他所の
会社はおろかウチの会社の他の部署ですら使い物に
ならない 「ワケあり集団」だった。

言い方は悪いが、他所で使い物にならないような人達が
10数人もいると、それはそれは毎日大変である。
しかもこんな問題児みたいな連中をイロドリ1人に
押し付けておいて、会社は全く知らん顔で、完全に
丸投げ状態になっており、もうホントに
「掃除屋=底辺の仕事」というイメージを裏切らない
目を覆いたくなるような毎日で、常に何かしらの
問題が起きている。

今回の事件は・・・


数週間前のある日、ウチと同じく病院から委託されてる
別業者の女性から相談を受けた。
聞けばその業者さんの女性数人のうちの1人が、ウチの
チームのマサル君 ( 仮名 ) にストーカーまがいの接し方
をされていて困っているので何とかしてほしい、との
ことだった。

「またか・・・」

マサル君を採用して今年でもう6年になる。
実は彼はこの病院に勤務してた看護師さんの息子で
「息子が仕事がなくて困ってる。アンタのとこで
 使ってもらえないだろうか」と頼まれて
まあこの看護師さんの息子だったら、そんな変な奴
ではないだろうと判断し、重いものを持つ男手も
必要だったこともあり、会社には事後承諾で
本人に会う前に私が採用を決めてしまったのだ。

入ってきてはすぐ辞めてゆく人の多いこの仕事
( というかウチの会社 )で6年といえば立派な重鎮であり
貴重な男性の戦力でもあり、本来なら私の右腕として
副主任になっていてもおかしくない立場なのだが
実際は6年経っても未だに彼の行動には常識レベルでの
苦情が後を絶たず、毎日同じことを注意しなければ
ならない非常に危険な「クレーム製造機」なのだった。

例えば・・・

患者さんのいる病室の掃除に入る際、ノックも挨拶も
せずに入って、了解も得ずに仕切りのカーテンを開けて
黙って掃除しだした。

とか

車いすやベッド、食事の配膳車などが通路に並んでて
明らかに清掃カートは通れないだろうと、アホでも
わかる狭い隙間を無理矢理に通ろうとする。

とか

エレベーターを使用する際、すでに数人の先客が乗って
いるにも関わらず無理矢理に無言で清掃カートごと
乗り込もうとしたり・・・
しかもその清掃カートに積んでるのは大量の使用済み
紙おむつなのだ。

等々、他にも細かく言い出すとキリがないくらいに
しょっちゅう何かしらやらかしていて、いつ病院側から
最後通告がきてもおかしくない、ヒヤヒヤものの毎日が
気がつけばもう6年も続いていた。

誰が見ても、どう考えても彼には向いてない仕事なのだが
致命的なのは、マサル君は他人と会話が出来ないという
ことだった。
しかもちょっと難しいことを頼んだり、こちらの口調が
少しでも問い詰めるような感じになると「アワワ・・・」
とパニックになってしまう。

最初に会った時からそれは嫌というほど思い知らされた
ので、なるべく患者さんや職員さんに接する機会が少ない
仕事を考えて任せていたのだが、時給が安いうえに内容が
キツいのでまともな人がどんどんと辞めてゆき、結局
マサル君にも頼らざるを得ない現状なのだ。

「病院」という現場がら、常に危険きわまりない存在の
マサル君ではあるのだが、仕事は向いてなくても彼は
基本的には真面目で6年の間、一度も無断欠勤や遅刻が
ないどころか、毎日、作業開始の1時間近く前には必ず
出勤していて準備をしてくれている。
ただし、これだけ早く出勤してるにも関わらず昼までの
作業が間に合わない時もしょっちゅうなのだが・・・

真面目に働こうという意欲がある間は、何とか使って
やりたいと思い、苦情が来るたびに代わりに頭を下げて
尚且つ今後は注意するようにと噛んで含めるように
言い聞かせ、まるでその存在を隠すように庇いながら
危ない橋を渡る思いで仕事を任せているのだが、
どうも彼にはあまり響いていないようだ。

そして今回のこの一件である。

「またか・・・」

何ともやりきれない脱力感に襲われながら、その業者の
女性からの相談を聞いた。


(つづく)






something wrong [はたらく おっさん]

おかしい・・・

絶対に何か変だ・・・

なんでいっつもこうなるのか !?


え?なんの話かって?

いやあ実はですねえ、晩秋から春先にかけての

長い戦いがやっと終わったわけですよ。

でね、その幕切れっていうのも最後の最後に

一波乱あって、それでも最後の最後の最後に何とか

劇的な大逆転があってですねえ、およそ考えうる限り

モア・ベターな、・・・そう、小森のおばちゃまが

草葉の陰から「モア・ベターよ [黒ハート]

って褒めて下さるような、そんな感動的な締めくくり

だったんですよ。


そうして、長い戦いが終わったあと、たった1日半の

夢のような幸せな時間があっという間に過ぎて、

「さあ、これから新年度!残業特需がなくなって、

 収入は厳しくなるけど、そのぶん時間は出来るから

 ゆっくり集中してブログが書けるぞー!」

と、久々の誰も喜ばない大長編の構想を練りかけていた

その時、まさにその時!

待っていたかのように翌日から家と職場で同時に

厄介な問題が発生するんですねえ・・・

不思議ですねえ。


他人様から見れば、大したことないって思われる

かもしれないけど、こうも次から次から

「待ってたで~」と言わんばかりに嫌な事が

連続して起こると、気が休まる時がないんですよね~

それも自分の力で何とかなるような事じゃなくて、

身内や他人の尻拭いみたいなことばっかり・・・


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なんだか40半ばを過ぎても「不惑」の2文字とは無縁の

霧の中の迷い道クネクネな人生だなあ・・・


まあ、それでもナンダカンダ叫んだって、無理矢理にでも

何とかするしかないんですけどね。

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こんな感じでボチボチ頑張るしかないですね。



くだらない愚痴を聞かせてしまったお詫びに(笑)

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上から、チー、ニルス、謎の美少女猫です。


さてと、気持ちを切り替えて (切り替えれるんかいw)

新しい一週間が皆さんにとってステキなものに

なりますように、ワシも頑張って はっちゃけるぞー!


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長太郎じゃなくてオトンかよ(笑)

つ・づ・く  









君は人のために死ねるか [はたらく おっさん]

「君は人のために死ねるか」

う~む、実に崇高な言葉だ・・・

あ、別にこれは私が皆様に尋ねているのではないですよ。
(それ尋ねてどうすんだよw)
ご存知の方も多いとは思いますが実はコレ、杉サマこと
杉 良太郎さんがかつて主演していた刑事ドラマ
「大捜査線」の主題歌 (エンディング) なのですね~。

私は子供の頃、このドラマを2~3回ほど
リアルタイムで見たことがあるんですけど、 
ドラマの内容はもとより、「大捜査線」という
ドラマのタイトルすらほとんど忘れてしまってた
にもかかわらず、この曲の歌詞(の一部)だけは
30数年経った現在でも強烈に覚えていて、妻と
些細な事で喧嘩した後など、子供たちの前で

ん許せない~奴がいる!ん許せない~事があるッ♪
だから倒れても倒れても立ち上がる、立ち上がる~♪

などと歌ってるので、きっと子供達のDNAにも
刷り込まれてることでしょう。

ただ、曲のタイトルもすっかり忘れてたんですが(笑)
たまたまネットで伍代夏子さんのことを検索してた時、
夫である杉良太郎関連のページにこのシングルレコードの
ジャケットが掲載されていて、その曲名こそが

「君は人のために死ねるか」 だった!

何という凄まじい曲名だ。
しかも、作詞が杉サマ御本人という(笑)

これは是非、久々に聴いてみなければ!ということで
早速YouTubeで視聴。


・・・曲名に恥じない、凄まじい歌だった。

イントロの直後にいきなり杉サマがセリフで
「昨日、一人の男が死んだア」
と、言った瞬間、昼寝していたニャアコが驚いて
目を覚ました。直前までサカナクションの「新宝島」の
PVを流していても起きなかったのに・・・である。

許せない~奴がいる♪ の部分しか記憶になかったのだが、
この曲、セリフから始まって、その後も歌の合間合間に
セリフが入るのだが、歌とセリフの区切りがないのだ。

きぃみぃはぁ~ひぃとのたぁめに死ぃねぇるかぁ~♪

と豪快に歌った直後に同じ歌詞を今度はセリフで
「君は人のために死ねるか?」
とドスの効いた声と巻き舌で問う杉サマ
凄すぎる・・・
これは、亡くなった祖母が大ファンだったのも納得だ。

杉 良太郎さんといえば、東日本大震災の時の活動や
刑務所への慰問、ベトナムの80人を越える子供達との
養子縁組など様々な話を耳にしますが、そういった
「命」と向き合う生き方を続ける杉サマが作り、
歌うからこそ、我々の魂を揺さぶるものがあるのでは
ないかと思いました。
もちろん、完璧な人間はいないので、杉さんにも欠点
やら負の部分なんかもあるのかもしれませんが、やはり
1人の人間として憧れますね。そしていつかは

「君は人のために死ねるか」

と、堂々と歌える人間になりたいものです。

本当は仕事で辛い事が続いてて、それに因んでこの
記事を書こうとしてたんですが、
(なのでカテが「はたらくおっさん」のままですが)
書いてるうちにどうでもいいような小さなことに思えて
書くのをやめました(笑)

最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。

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悪夢は ふたたび [はたらく おっさん]

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左から「死神」「貧乏神」「疫病神」
すべて水木しげる先生のイラストで、ネットの
画像から拝借させていただきました。

しかしねえ、もうアレですよ。
ワシの周りはこんなん↑しかおらんのか~!?と
泣きたくなるくらい、ロクでもないことばっかり
続いていて、2年前のあの、ニャアコ一家のダニ
騒動から始まった悪夢のような下半期が、再び
甦ったようなデジャヴを体験しております。

本当に酷いめに遭ってる人からすると
「おいハゲ、それのどこが災難やねん、大げさな」
と、怒られそうなので詳しくは書きませんが、たとえ
他人から見れば些細なことも、家でも職場でも
毎日毎日ヤなことが続くと、蓄積されて心身ともに
蝕まれてゆきそうになります。

ん~、今年も残り3か月、何とか無事に終える
ことができますように (=^・^=)

しんしんと、ただ、しんしんと降り積もり・・・ [はたらく おっさん]

3連休 最終日の今日、朝5時前に目が覚めると、外はもう雪景色だった。

連休中、唯一の仕事休みだった昨日、家族でイオンに行って夜の10時頃に

帰ってきた時は全く降っていなかったのに、夜中のうちに降ったのだろうか・・・

それにしてもよく降った。

1日中降っていた。

祝日の雪の日に仕事せなアカンのか・・・とか、

雪かきとか面倒だなあ・・・とか、

車の運転、命懸けやでホンマ・・・とか、

仕事終わってから町内の体育部の初部会で、雪の中を公民館まで歩いて

行かなアカンのか、細い路地なんて脛の上くらいまで積もっとるがな・・・とか、

そんなオッサンの心配ごとなどおかまいなしに、

1日中、雪は降り続けた・・・


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働く人々 [はたらく おっさん]

え!? もう正月三が日って終わり?

・・・って感じで、正月気分を全く味わうことなく明日はもう1月4日。

大晦日ギリギリまで働き、唯一の正月休みの元日は、毎年朝から晩まで

時間の感覚がわからないくらい泥のように寝たり起きたりであっという間に

過ぎてゆき、2日から初仕事・・・ここ数年ずっとこんなんですな。


でもよく考えてみると、たとえば私の掃除の仕事の派遣先の病院では、

医師や看護師の方々は患者さんのために大晦日も元旦も関係なく

頑張っておられるわけです、で、1月2日に初出勤で病院に掃除に行くと、

元旦からの夜勤で大変なはずの看護師さんから、実に爽やかに

「おめでとうございますー、去年はホントにありがとうございました。

 今年もよろしくお願いしますね~」

などと言われると、ああ俺も頑張らんとな、と、思ってしまうのです。

なんか、イキイキとしてる人って、見てるだけでこっちも元気になれそうな

感じがしますよね。

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「お休みの人も、お仕事の人も、みんなに幸せな1年になりますように」


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そして、勢ぞろいニャアコ一家!全員真っ黒なので、もう何がなんだか・・・












無念が「願い」を光らせる・・・・・・! [はたらく おっさん]

昨年の「雑感・赤木しげるの言葉」という記事で、一度使わせていただいた

「アカギ」こと、赤木しげるの名言のひとつです。

最近、また、つくづくこの言葉が身に沁みる日々を送っております。


8月のお盆の日帰り帰省で散々な目に遭ったのがケチのつきはじめだった

のか(詳しくは「知らない場所へ帰りたい」の記事を見てね[黒ハート])、あれ以来

考えられないような厄災が仕事でも家庭でも立て続けに起こり、ほぼ毎日、

破損・謝罪・弁償・故障・修理・病気の”ヘビーローテーション”で、それに

伴う出費も信じられない金額になってしまい、私自身が後厄ということもあって、

「ワシ、ひょっとして無事に年を越すことが出来ないんじゃねえか?」

と真剣に恐怖を感じておりました。

もちろん、私が不注意で招いた自業自得な結果もいくつかはあるのですが、

日々の災難のほとんどが、ちょっと今まで経験したことがないような、

あるいは常識では考えられないようなものが毎日のように連発していたため、

危うく心が折れて自暴自棄になってしまうところでした。


そんなある日、ずっと願い続けた「ある夢」が叶ったのでありました。


その叶えられた「夢」は、これまでの信じられない不条理や理不尽を全て帳消しに

しても、まだお釣りがくるぐらいの幸せと喜びを与えてくれ、かつて赤木が語った

「今ある現実と合意すること、不本意と仲良くしながら願いを持ち続けること」の

醍醐味を実感させてくれました。


しかし、心が折れることなく願いを持ち続けることが出来たのは、どん底の

惨めな立場を支え続けてくれた、「ある存在」がいてくれたおかげなのです。


その人は、家族やニャアコ以外で唯一、私の苦しい立場を理解してくれて、

励ましたり冗談を言ってからかったり、飲み会に誘ってくれたりしました。

仕事に関しては、今やほぼ全員が敵かそれに近い壊滅状態の孤独な中、

その人の存在はまさに「地獄に仏」だったのです。


・・・が、信じられないことに私の願い続けた夢が叶ったその日、その人は

まるで別人になってしまったかのように、露骨に態度を豹変するように

なりました。


勿論、その人は私の夢が何なのかは知りませんし、当然、それが叶った

ことも知るはずはありません。

これがもし、徐々に疎遠になった・・・とかだったらまだ理解出来るのですが、

よりによって、嬉しい知らせが届いたその日からその人は突然、私を避ける

ようになったのです。

私はもともと人間嫌いなところがあるので、孤独には耐えれるほうですが

昨日まで親切にしてくれていた人が理由もわからず去ってゆくというのは

さすがにキツいです。

もともと直接一緒に仕事してるわけでもなく、私の夢のことも全く知らない

その人が何で私のことを支え、励ましてくれていたのかという自体が

謎だったんですけどね・・・。

きっと、自棄になることなく願いを持ち続けて理不尽な災難を乗り越えて

ゆけるよう、そういう人物を遣わせた天の配剤だと自分に言い聞かせては

みたものの、それはまるで願いが叶った瞬間、その代償として魔法が

解けたかのようなドラマ顔負けの極端さでした。


辛いことのほうが多い毎日。

夢なんて年をとるたびに捨てていかざるをえない日常。

願いを叶えるために頑張って、叶ったらさらに大きな試練が訪れ、また

願いを持ってそれを叶えるために毎日を頑張る・・・

その過程で奇跡的に自分を支えてくれる人が現れ、去ってゆく・・・

きっとこれからの人生もこんな感じの繰り返しなんだろうと思います。


「愛していた・・・無念を・・・!」

天才・赤木しげるが死の間際に語った言葉の意味は、もっと崇高な

内容なのかもしれませんが、本当に辛い時、アカギのこの言葉を

思い出すと、たった一度の人生、試練も楽しんで越えてゆこうという

勇気が湧いてくるのです。

(おしまい)









































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