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受け継がれる魂 (エピローグ) [真夏の特別篇]

さて、3か月にも渡ってお送りした今回の
ダレトクヒメジツアー真夏の特別篇も、この
エピローグをもって終了です。
ホントに、読んでも何の得にも為にもならない
文字通りダレトクな企画に目を通して下さった
皆さま、ありがとうございます。
それでは最後、もう少しだけエピローグに
お付き合いいただければ幸いです。


前回の記事で無事に帰って来たイロドリと
ニャアコだが、エピローグはその数時間前に
遡る・・・


名古屋から来てくれた、ぢゅんとアミさんと
イオンの駐車場で別れる際、お互いに持参した
土産を交換した。

ぢゅん からは、彼が写したアミさん家の猫、
4ニャンいるうちのイロドリが1番お気に入り
の猫の写真を引き伸ばし額に入れたものと、
前回の記事の写真に写ってる、名古屋限定?
「じゃがりこ手羽先味」

イロドリが持参したのは、かつての投稿で撮影
に使用し、ぢゅんがそれを見て欲しがった
ブリキで出来た古い猫のおもちゃと、鳥取名産
「らっきょうの漬物」
そして、炊飯時に混ぜて炊くと「のどぐろ」の
御飯ができるという「のどぐろ飯のもと」…
のはずだったのだが、なんとどこかで紛失して
しまいこれだけは渡せなかった。
なまじ「土産に買っといたるわ」と期待させて
ただけに彼の落胆は大きく、未だにインスタの
コメント欄などで、電車の乗り間違いとともに
ネタにされている。

そんなこんなで最後までハプニングだらけの
半日だったが、後ろ髪を引かれつつも帰路の
無事と再会を願いつつ彼らを見送ったあと
イロドリとニャアコが向かった先は、いつもの
あの場所である。

・・・が、その前に

この「大切な場所」へと向かう道すがら、気に
なっていたもう一つの場所へ立ち寄った。
それは2年前のダレトクヒメジツアーで知った
、かつての行きつけの本屋とレンタルビデオ屋
が閉店となった跡地だった。

姫路に住んでいた6年間、毎日のように足繁く
通い、こちらに引っ越してからも姫路に戻れば
ちょくちょく寄っていた憩いのスポットだった。

そこは前後2棟、2階建ての建物で、前は1階が
酒屋、2階がレンタルビデオ屋になっていて、
後の建物は1階が本屋、2階がCDやDVDの販売
だったが、一昨年久しぶりにニャアコと訪れて
みると、その前の年に既に前後とも閉店になって
いた。
去年は姫路に行けなかったので、その後どうなっ
たのか気になってて、今回確かめに行ったら、
レンタル屋だった前の棟には「TSUTAYA」が、
本屋だった後ろの棟はデイサービスの施設へと
変貌を遂げていた。

姫路の地を離れて20年…やはり、どこもいろんな
ものが変わってゆくのだな、と感慨深い思いで
その場を後にした。


そしてイロドリとニャアコはいつもの大切な
場所へ・・・

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まるで白昼夢のような、誰も居ない真夏の
昼下がりの土手を歩く。

姫路を流れるこの河…もう何度も書いているが
(そしてそれをいちいち覚えてる人はいないがw)
ここで40数年前、激流にのまれた子供を救出
すべく出動した2人の消防隊員の方が殉職された
。そのうちの1人はイロドリの親友のお父さん
だった。

今年、仕事中にスマホでヤホーのニュースを
見ていると、この河で流された人を、近所の
人達が協力しあって救出し、警察から感謝状を
もらったという話が出ていた。
それも2回も。

おそらく河の水の量も勢いも、40数年前とは
違っていただろうし、場所もちょっとは、ずれて
いただろうけれど、流されそうになってる人を
飛び込んで助ける、という行為があったことを
知った時、この地に眠り、見守り続けている
お二人の魂は、きっと協力してくれただろうと
思わずにはいられなかった。

IMG_20180804_175446_282.jpg

川沿いの土手に咲く花
何だか、幹から直接咲いてるような不思議な
咲き方だったので思わずパチリ

さてさて、これをもちましてようやく
ダレトクヒメジツアー「真夏の特別篇」
終了でございます。
こんなくっだらない旅にお付き合い下さった
心優しい奇特な皆様、有難うございました。

IMG_20181028_101514_029.jpg

ニャアコもお疲れ・・・
てか薄目が怖い(笑)


ダレトクヒメジツアー「真夏の特別篇」完



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