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人生は桃電のように [真夏の特別篇]

「ぢゅん…スマン、ど~うも反対方向の電車に
 乗ってしもたみたいや・・・」

「・・・はぁ?」


初めての対面の感動もそこそこに、限られた
時間の中、1分1秒でも早く目的の姫路城へと
急ぐイロドリ達3人だったが、ここでまさかの
間違って反対方向の電車に乗る、という痛恨の
非常事態が!(笑)

ただでさえ滞在時間が短いうえに到着が1時間
遅れている中でのこのロスは痛い!痛すぎる!
そしてアホ過ぎる!

仕方ないので途中で気付いた3駅目で一旦下車。
本来なら姫路駅に到着してる時間である。

再び姫路駅を目指して乗り換えるべく降りた
駅は、殆ど人の気配がなく、ベンチにポツンと
おばちゃんが1人座ってるだけだ。
一応、念のために確認してみた。

「あの~すいません今度来る電車って、姫路駅
 まで…行きますよね?」

「いや、これは線が違うから一旦、飾磨駅で
 乗り換えなアカンよ」

「・・・( ゚Д゚)!」

反対方向だけならまだマシだったが、何と
全く別方向のローカル線に乗ってしまってた。
結局、出発地点の飾磨駅まで3駅戻り、
そこから更に姫路駅まで3駅進むという…
何やこれ!懐かしの「桃太郎電鉄」か!(笑)

参考画像「桃電」
_20180915_174517.JPG

そして俺はキングボンビーか!(笑)

参考画像「キングボンビー」
_20180915_174255.JPG

そして次の電車が来るまでが長い!

「…ま、こういうのも、いかにもウサギちゃん
 らしくていいんじゃねーの?」

飾磨駅へと戻る電車を待っている間、ほぼ
無人駅のような雰囲気のホームの様子をカメラ
に収めながら、ぢゅんは言った。
そしてパートナーのアミさんは、おそらく

「コイツ…足らないのは髪だけじゃないな」

と呆れていたに違いない。

このアミさん、SNSでは結構、豪快な感じの
コメントしてたりして、自分の中では女傑っぽい
イメージがあって、今回の道中でもシャイな
おっさん2人の初対面のぎこちなさをイジッて
盛り上げてくれるかも、と密かに期待してたの
だが、実際に会ってみると実に穏やかな女性で、
物静かで口数も少なく、超・超・人見知りの
イロドリにとって微妙な空気が漂っていた。

さらにアミさん、着てる上着がノースリーブで
これがまた「隠れ腋フェチ」なイロドリに
とって、非常~に目のやり場に困る、何とも
悩ましい厄介なシロモノだった(アホか)

そうこうしてるうちに、まず振りだしの飾磨駅
に戻る電車がやって来て、そこから今度こそ
ちゃんと姫路駅行きの電車に乗り換えて、何とか
ようやく無事に姫路駅まで到着する事が出来た。
どんだけやねん、しかし。

ただ、無事に着いたのはいいが時間が・・・
この、電車の乗り間違いだけでも相当なロス
である。帰りの名古屋方面の渋滞を考えると…
う~ん…城に登るのはさすがにキツいかな。
とは、言い出せないまま、城へと続く商店街
「みゆき通り」を、ずんずん進む3人。

果たしてこの後、はるばる尾張の国から来て
くれた客人は、国宝&世界遺産、姫路城に登る
ことが出来たのか?

そしてその2人と変身ニャアコの奇跡の対面は
実現するのか?

以下、次回へ~♪

(つづく)











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