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いざ、命の洗濯の旅へ [ダレトクヒメジツアー]

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出発当日

イロドリ  「秋と違って夜が明けるのが早いな」

ニャアコ  「明るいわねえ、晴れるかしら?」

イロドリ  「去年は雨で大変だったもんなー。でも今日はいい天気に]

なりそうだぜ。よし、出発だー!」


しかし去年の秋同様、すぐに出発とはいかず、今年もまず病院でひと仕事してからの

旅立ちに。しかも去年は1時間で済んだ作業が今年は2時間もかかり、時刻は既に

午前8時・・・


イロドリ  「くそー6時前に家を出たのに、もう8時過ぎとるやんけー!」

ニャアコ  「休みの日まで働かないといけないなんて人間って大変ね」

イロドリ  「まあ、もともと休みとれるような状況じゃないのを

       無理矢理ブッちぎって強行したから、しゃあないっちゃ

       しゃあないんだけど、なんか年々悲惨になってる気が

       するなあ」

ニャアコ  「そんな仕事もう辞めちゃいなさいよ」

イロドリ  「それ去年、ビジンダーにも言われたんだけど、

       辞めて次がすぐ見つかるんだったらとっくに辞めてるよ。

       ま、せっかくの貴重な休みだ、命の洗濯を

       楽しませてもらうぜ」


いつもは朝焼けの日本海を眺めながらの高揚感に満ちた出発が、

今回は既に出勤ラッシュのピークを過ぎた中途半端な時間帯と、

ここ数日間のスランプによる心身共の絶不調でイマイチ気分が

乗り切れないイロドリであったが、晴れ渡る好天と目の前に

広がる美しい景色に、徐々にテンションも上がってゆくのであった。

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つ・づ・く




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