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今年も鳥肌企画 「ONE MORE NIGHT」 [ONE MORE NIGHT]

イロドリ    「早いなあ、今年もあと2ヶ月きったぜ」

ニャアコ    「だからかしら、めっきり寒くなってきたわよねえ」

イロドリ    「日が暮れるのも、あっと言う間だな。まだ夕方の6時だぞ」

ニャアコ    「秋の日は釣瓶落としなんて言うけど、秋ももう終わりね・・・」

イロドリ    「しっかし今年も大変だったなあ、去年の体育部長の大変さが

         可愛く思えるくらいの怒涛の災難ラッシュだったぜホント」

ニャアコ    「まだ今年終わってないから油断しないほうがいいんじゃないの?」

イロドリ    「まあ、そりゃそうだけど、もう毎日フラフラやで、ワシ」

ニャアコ    「・・・」

イロドリ    「そういや早いって言えば、ニャアコがウチの家族になってもう2年か」

ニャアコ    「ふーん、そんなになるのね」

イロドリ    「一昨年の9月にこうして一緒に夕焼け見てた時は、まさか一緒に

         暮らしてこんな大家族になるなんて夢にも思ってなかったよなあ」

ニャアコ    「あら、あの頃は遊びのつもりだったの?」

イロドリ    「なんだよそれ、で、どうなんだよ、ニャアコは今、幸せかい?」

ニャアコ    「それ聞いてどうすんのよ、バカじゃないの」

イロドリ    「ガハハ、そのツンデレなところがまた何ともお茶目なんだけどな」

ニャアコ    「褒めてもなんにも出ないわよ」

イロドリ    「ハイハイ、さ、家の中に入ろうぜ、もう真っ暗になっちゃったよ」

ニャアコ    「・・・ねえ」

イロドリ    「?」

ニャアコ    「もう少しここで二人でこうして居ましょうよ・・・それがさっきの

         質問の私の答えよ 」

イロドリ    「ニャアコ・・・」


夜の帳が静かに下りてくる中、そっと寄り添う1人と1匹。

フィル・コリンズの「ONE MORE NIGHT」が優しく流れてくる・・・

P1020212.JPG


ニルス     「なあ、ラム姉、ひとつ聞いていいか?・・・・コレ、何?」

ラム      「さあ、こっちが聞きたいわよ・・・って言いたいとこだけど」

チー      「実はこれ、去年もやってんのよねえ」

双子      「ええーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」

ビジンダー   「あんた達はまだ生れてなかったから知らないけどね」

ニルス     「ヒイイ、こんな恥ずかしいもの去年もやってたのか~!」

レミー      「僕なんか、鳥ハダ立っちゃったよ、猫なのに・・・」

イーライ     「しかも2年連続でフィル・コリンズの曲をタイトルに使ってる

         んだぜ。図々しいだろ」

ニルス     「最後にオチで志村の変なおじさんが出てくるのかと思ったら

          フィル・コリンズの曲でフェードアウトとは・・・」

レミー      「こんなもんに曲のタイトル使われてコリンズも災難だな」

ニルス     「コリンズって、お前馴れ馴れしいなあ、ツレかよ」

ビジンダー   「疲れがピークに達するとこういうの書きたくなるのかしら?」

ラム       「一緒になってやってるお母さんもお母さんよね~」

イーライ     「でも本人結構、喜んでやってるかもよ?」

チー       「やだー」

ビジンダー   「あ・・・」

ラム       「どしたの?ビーちゃん?」

ビジンダー   「ううん、なんでもない」

一同       「?」

ビジンダー   (いつだかお母さんが、「私もまだまだ捨てたもんじゃないわね」

          って言ってたのって、このことだったのかな・・・)







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青竹

ニャアコとイロドリさんとの夕暮れの静かで穏やかなひと時。
ニャアコもこの人と決めてやってきたのでしたね。
猫は自分を受け入れてくれる人かどうかを直観でわかると
言います。
ニャアコの子供達も、みんなワイワイと賑やかに楽しい
イロドリ家の生活を楽しんでいますね。
人生、辛いことや苦しいことのほうが多いのかもしれませんが、それでも気持ちをポジティブに持っていければと思います。
by 青竹 (2013-11-10 10:44) 

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