6児の あなた (ニルスとレミー・エピローグ) [ニルスとレミー]
年が明けて、平成25年・・・
今や双子は立派に家族の一員として、誰に遠慮することもなく我が家での生活を謳歌していた。
彼らは時にはトムソーヤとハックのように、散らかった家の中を2人で探検したり、またある時は
私の貧相な撫で肩の上でピーターパンとフック船長よろしく闘いを繰り広げたりするのであった。
何より嬉しかったのは、4姉弟と違和感なく溶け込み仲良く喧嘩してる姿だった。
やはり人間も動物も「親」にとって兄弟がずっと仲良く育ってくれることを願うものだと実感する。
見た目は同じ黒猫でも4姉弟と双子は微妙に性格が違っていて、大きな物音があるとクモの子を
散らすように逃げ出すラムやイーライたちとは対象的に、双子はいい意味で図太く、人懐こかった。
心配していた冬の寒さも、唯一のストーブに暖を求めて6畳一間に12人(5人+7匹)が集る
という座敷牢のような状態で、極寒の1月2月を何とか乗り切った。
やがて3月には「ニルス」と「レミー」というステキな名前もつけていただき、無事に春を迎える頃
には身体もすっかり大きくなっていた・・・と同時に6姉弟による「仁義なき深夜の運動会」に
よって破壊される我が家の被害も甚大なものになっていった・・・トホホホ
寄り添いあって眠る黒猫6姉弟はなんだか「黒い絨毯」にしか見えなかった。
それにしても父親は誰かは知らんが、よくもまあ6匹も黒猫ばっかり生れたもんだと感心する。
ネットなんかで見てみると黒ばっかり5~6匹生れるのは、そう珍しいことではないみたいだが、
猫ビギナーの私にとっては、すっかり「猫イコール黒」のイメージになってしまった。
そしてそんなニャアコ親子の姿を見るたび、生れてすぐ亡くなってしまった3匹のことが思い
浮かぶ。やはり彼らも黒猫だった。
もしあのまま元気に育っていたら、黒猫ばかり10匹になっていたのか・・・
10匹の黒猫と暮らす生活って一体どんなんだろうか・・・
まあ考えても仕方が無いので、彼らの分まで愛情を注いで、皆がずっと元気でいられるように
守ってゆかなければならない。
果たしてこれから先、いかなる出来事が待ち構えているのであろうか・・・
考えてもさっぱり想像がつかないのであった。
「ニルスとレミー」完
これにて双子誕生編は無事終了でございます、ずっと読んでくださった皆様、ホントに
ありがとうございましたー。
6児の あ~な~たー♪ 6児の あーなーた~♪
あなたーの6児~♪
ニャアコ 「zzz・・・zzz・・・zzz・・・」
イロドリ 「いつもありがとう ニャアコ、愛してるぜ」
ニャアコ 「zzz・・・知ってるわ ・・・ってアンタこれスターウォーズのパクリじゃないの」
2013-06-16 11:50
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コメント(1)
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ニルス君とレミー君は、なかなか肝が据わっているみたいですね。
それにしても黒猫軍団、圧巻です。
ニャアコの遺伝子が余程優勢なのでしょうか。
これからもみんな元気に暮らして行ってくれますように。
by 青竹 (2013-06-19 18:39)