貧者のディズニーランド(その2) [貧者のディズニーランド]
水木ロードを訪れるのは、私は2度目、長女と息子は初めてだった。
5年前のこの日も確か10月で、文句のつけようのない爽やかな
秋晴れで道中の子供達のテンションも上がっていった。
隠れた名所とはいえ、5年前の平日の、さらに午前中では人影も
まばらで、名物の妖怪のブロンズ像を見ながら、ゆっくりと散策
できた。
一通りぶらっと見てまわっても、まだ時間があったので水木先生の
記念館に入ることにした。
入り口で大人1人、子供2人の入場料を払った途端、会社から
電話がかかてきた、毎度のお約束の展開だ。
それは常識では考えられないようなトラブルの報告だった。
距離的にも状況的にもすぐに帰れないと伝えたが、帰った後の事を
考えると頭が痛かった。正直、妖怪よりもタチの悪い会社なのだ。
記念館の中は水木先生の、これまでの偉業を称える貴重な資料が
たくさん展示されていたが、暗い室内に妖怪の模型なんかが
飾られてたりして子供たちは怖がっていた。
記念館も堪能し、土産も買ったし、ブロンズ像の写メも撮ったし、さあ
帰るかと車に向かいかけた時、娘が言った
「あ、あそこに猫娘がおる!」
(つづく)
5年前のこの日も確か10月で、文句のつけようのない爽やかな
秋晴れで道中の子供達のテンションも上がっていった。
隠れた名所とはいえ、5年前の平日の、さらに午前中では人影も
まばらで、名物の妖怪のブロンズ像を見ながら、ゆっくりと散策
できた。
一通りぶらっと見てまわっても、まだ時間があったので水木先生の
記念館に入ることにした。
入り口で大人1人、子供2人の入場料を払った途端、会社から
電話がかかてきた、毎度のお約束の展開だ。
それは常識では考えられないようなトラブルの報告だった。
距離的にも状況的にもすぐに帰れないと伝えたが、帰った後の事を
考えると頭が痛かった。正直、妖怪よりもタチの悪い会社なのだ。
記念館の中は水木先生の、これまでの偉業を称える貴重な資料が
たくさん展示されていたが、暗い室内に妖怪の模型なんかが
飾られてたりして子供たちは怖がっていた。
記念館も堪能し、土産も買ったし、ブロンズ像の写メも撮ったし、さあ
帰るかと車に向かいかけた時、娘が言った
「あ、あそこに猫娘がおる!」
(つづく)
2012-06-02 05:25
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